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    彫刻家 松田光司のひとりごと―思いつくまま―

    彫刻の制作をしながら日々思いつくことを書きとめる。

    好きな作家。

    克己 1993年 松田光司作「 克己 」1993年制作

    今日は単純な話。私の好きな作家について。




    まず、18歳ごろまでの私には好きな作家など存在していなかった。というかそんな事考えた事さえなかった。
    度々ブログでも書いているが、本当に美術に触れる環境などなかったのである。

    ・・・で、やはり大学に入ってからであろう。最初に好きになったのはミケランジェロである。これもかなりベタな理由で、石彫彫刻を専攻したから・・・。

    普通は私のように具象彫刻をやっていれば、ジャコモ・マンズーとかファッツィーニとかマリーニといった名前を出せばカッコイイのであるが、どうもその近辺の作家は好きにはなれなかったのである。

    やがてミケランジェロも癖の強い形が気になるようになり、それほど好きでもなくなっていく。
    で、しばらくは漠然とギリシャ、ローマの大理石彫刻に憧れをいだくようになる。

    しかし、結構好きと言いながら、特に調べる訳でもなく、見に行く訳でもなく、何となく漠然としているものであった。

    そんな中、やっと自分にとってこれだ!と思える彫刻に出会う事になる。・・・・・それは「仏像」、中でも運慶、快慶。

    最初はいいなぁと思う程度であったのだが、みればみるほど好きになっていった。

    今では私の知っている彫刻家の中では別格の存在である。
    どんなにすばらしいと言われる西洋の彫刻を持ってきたとしても私の中では運慶、快慶の方が上である。

    さて、そんな運慶、快慶が私の彫刻にどんな影響を与えているのであろうか?・・・・見る人が見れば何か感じるのかもしれないし、この話を聞いてから見れば、私の彫刻も違って見えるのかもしれないし・・・?

    実際、私自身もその影響がどうなのか良く分かっていないのだが、何かいい影響をおよぼしてくれないかなぁ、などとむしのいい事を思ったりしながら制作している今日この頃であった。・・・さーて、また制作するか!
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    1. 2010/06/18(金) 10:23:22|
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