FC2ブログ

    彫刻家 松田光司のひとりごと―思いつくまま―

    彫刻の制作をしながら日々思いつくことを書きとめる。

    ひとりの時間と空間。

    04内静(テラコッタ・部分) 松田光司作
    「 '04内静 」(テラコッタ・部分)

    大学や専門学校、美術館などでのワークショップ、・・・私はこういった講座や授業の中、デモンストレーションとして作品をつくる事が結構ある。





    こうしてつくられた作品はその後どうなっていくのか?

    単純に2つに分かれる。・・・ひとつには作品として完成し、個展などで発表。またもうひとつとしては、未完成作品として、アトリエの隅でしばらくの間放置。

    この差はどこにあるのか?

    答えは明瞭である。
    その講座時間以外で一人きりになり、誰もいない空間で制作する時間が取れるかどうか・・・この一点にかかっているのだ。

    当然、講座の中だけでの制作でも、充分受講生の参考になるような作品は出来る。周りから見ればその作品と個展に出せる作品と何が違うの?と思うかもしれない。

    しかし私の中では明らかに違うのだ。中々言葉では説明しづらいところではあるのだが、しいて言うならばその彫刻の形ではなく、空気の違いであろうか。

    これは論理的な話ではなく経験からの話なので、何故そうなのか?と聞かれても分からない。

    ただやはり、私の場合、一人の空間と時間がない限り、世に出せるような作品は出来ない。
    スポンサーサイト



    1. 2010/06/17(木) 10:23:40|
    2. 思想
    3. | トラックバック:0
    4. | コメント:0
    <<好きな作家。 | ホーム | 透明感のあるモデル。>>

    コメント

    コメントの投稿


    管理者にだけ表示を許可する

    トラックバック

    トラックバック URL
    http://mitsuji415.blog28.fc2.com/tb.php/81-62349228
    この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)