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    彫刻家 松田光司のひとりごと―思いつくまま―

    彫刻の制作をしながら日々思いつくことを書きとめる。

    フリーの彫刻家としての独り言。

    職人 h46×30×33cm
    「 職人 」 松田光司 作 <26年前に制作した頭像作品。今は亡き父の肖像彫刻です。>

    さて、このコロナウィルスの広がりが少しでも早く収束することを願いつつ、つらつらと文章を書いて行きます。


    まず、フリーの彫刻家として生きている日常の生活について・・・。
    最初に言える事はこの生活はやりがいがあり、充実感がもの凄くあるという事。

    これは間違いないです。

    大好きな創作活動を行っているだけなのにそれが収入にもつながる・・・こんな理想的な生活、私には他に考えられません。

    ・・・ただし、収入の安定感はびっくりするくらい全くありません。

    サラリーマンの方がイメージしやすいように例えるならば「月給0円で年数回のボーナスだけで1年食べている。」といった感じでしょうか。

    周りにもれ聞こえるのはその高いボーナスの金額なのできっと余裕で生活しているように見える事でしょう。

    よく言われるのが「そんな好きな事やっているんだから何かあったとしても自業自得だし、いざという時のために貯金しておくのなんて当たり前だ。」という言葉。

    当然、貯金はするに決まっています。

    ただ、作品が売れない状態が長く続けば当たり前に貯金を崩します。

    さらに言えば、他業種の事業主と同じく普通に融資も受けます。

    お金を貯めては切り崩し、融資を受けてはまた返済し・・・
    こんな事を繰り返しながら30年ほど彫刻家を続けています。


    ではそんな不安定な生活なのに何故やめないのか?


    それは上記でも書いた通り、「大好きな創作活動を行っているだけなのにそれが収入にもつながる。」からです。


    当たり前の事として、さすがに自分がただ好きだからというだけではプロとして続ける事は出来ません。

    やはり求められ続けているからこそプロとして続けられるのです。


    さてそんな生活を続けてきた今現在・・・さすがに楽観視出来る状況ではなくなって来ました。

    先日、友人の仏師 加藤巍山さんとも話しましたが、今回多くの作り手やアート関係者が淘汰されてしまう事でしょう。

    私もそうならないという保障はどこにもありません。

    ただこういう時だからこそ新しいものが生み出される事も確かなのです。

    今はじっと耐え、内なる自分との対話を深めつつ、淡々と彫刻の制作に打ち込んで行きたいと思っています。

    コロナ感染が収束したあかつきには、ぜひまた応援のほどよろしくお願い致します。
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    1. 2020/04/02(木) 12:07:21|
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