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    彫刻家 松田光司のひとりごと―思いつくまま―

    彫刻の制作をしながら日々思いつくことを書きとめる。

    1枚の布シリーズとレリーフ。

    .妖精ー春(テラコッタ) 松田光司作
    「 妖精―春 」(テラコッタ)

    5月30日のブログで取り上げた「1枚の布シリーズ」の続きの話。



    「夢奏」以来、かなり多くの1枚の布シリーズを制作してきたのだが、ある時からあるひとつの要素がここに加わり始める。

    その頃、自分の中ではまっていたレリーフとの融合である。

    最初はただ単に布シリーズでつくった立体作品をそのままレリーフで表現しなおすといった単純なものであったのだが、もともと薄い布と薄いレリーフである。相性が悪い訳がない。

    当然、私の中ではいくつものインスピレーションが降りはじめていた。
    やがて「1枚の布」と「レリーフ」という技法は見事に融合し、ここに「1枚の布レリーフ彫刻」が誕生する事となったのである。

    ちなみにレリーフと言ってもいろいろな解釈があり、分厚いレリーフもあれば、すごく薄いレリーフもある。
    この厚みに関しては、絶対薄くつくる方がいいんだ、という人もいれば、やはりある程度厚みがなければ・・という人もいる。

    私がいろいろとつくってきた経験から言わせてもらえば、当然どちらが正しいという事もなく、表現として作品と合っていればそれで良いのである。

    私の布レリーフ彫刻制作においては、レリーフと立体の間を行ったり来たりしながら、自由自在に好きなように厚みを変え、心地よい空気を感じたところが終着点となっていくのである。

    「1枚の布レリーフ彫刻」・・この連作も何年と続いていく事になるのだが、やがてまたある要素がそこに加わっていく事となる。

    続きはまたいつか・・・乞うご期待。
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    1. 2010/06/15(火) 17:36:56|
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