彫刻家 松田光司のひとりごと―思いつくまま―

    彫刻の制作をしながら日々思いつくことを書きとめる。

    2016年の1年間でモデルをお願いした人達。

    7人のモデルさん(ブログ用)
    この1年の間にモデルをお願いした人達 ・ ・ ・
    まずは中村さん、そしてSalluさん、詩織ちゃん、詩音さん、栗原さん、今中、麻希さんの実に7名。
    (この7名以外にもモデルで来てもらってはいないが、過去作をもとにエムさんと結実子さんの新作も制作している。)



    過去振り返っても1年の間にこれほどたくさんの人にモデルをお願いしたことはない。

    10数年前の事を思い返せばモデルはほとんどエムさん一人だけ。
    そしてそこにたまに結実子さんという感じ。

    それがなぜだろうか突然今年は7名もの数。

    まずモデルを引き受けて下さった7名には感謝しかないのだが、偶然にしても多い気がする。

    しかしこれは多分、今だけの事・・・というか私にとって必要でやっている事なのだと思う。
    (と言いつつ、来年はもっと増えていたら笑うしかないのだが・・・。)

    まあ彫刻家として生きていく上において必要な事は必要な時期に必然にやる事になっているのだろう。


    まずは中村さん、・ ・ ・今、一番多く来てもらっているモデルさんである。
    やはりバレエを基調としたポーズは相変わらず新鮮で、私の作品制作にかなり影響を与えている。
    かなりきついポーズの時でも楽しそうにポージングしてくれて本当に助かっている。
    中村さんがモデルならではの作品は今もどんどん増え続けている。

    そしてSalluさん、・ ・ ・去年から今年にかけて頭像制作をお願いした。
    頭像という事に関していうと久しぶりの男性像であった。
    フォトグラファーであるSalluさんとの制作しながらの会話は本当に楽しくとても興味深いものがあった。
    ジャンルは違えど根底における共通項が多く、いつまでも話をしながら制作していたい気持ちになったものである。

    次に詩織ちゃん、・ ・ ・幼稚園の頃から家族ぐるみで付き合いのある詩織ちゃん。
    小学生の頃の詩織ちゃんには何度かモデルをお願いした事があったのだが、今回は実に18年ぶり。
    久しぶりに制作する詩織ちゃんはすっかり大人の素敵な女性に変身していたのだが、時折かいま見せる表情は子供の時のまま。
    幼いころ家の近所を駆け巡っていた詩織ちゃんは今、世界を駆け巡り活躍する女性に、・・・ホントうれしいなぁ。

    次に詩音さん、・ ・ ・母親業、タレント業、講師業等々、マルチな才能と類まれな美貌の持ち主の詩音さん。
    本人を目の前に一瞬緊張してしまいそうになるが、実はとても気さくで親しみやすく、話していても凄く楽しい。
    今まで色々な頭像を制作してきたが、詩音さんの場合は新しい形の発見の連続。
    「顔ってだいたいこんな感じだよね。」という固定観念を根底から考え直すきっかけをいっぱい与えてくれた。

    次に栗原さん、・ ・ ・中村さんからの紹介でまずはピアノ演奏レリーフ制作のモデルをお願いした。
    ・・・はずだったのだが、その何とも言えない魅力的な表情に魅かれ、頭像制作の方を先に進めてしまった(笑)。
    音楽ジャンルに生きてきた栗原さんの話はいつも新鮮で、毎回興味深く引き込まれてしまった。
    また話をする表情もとても豊かで、いかにこれを彫刻に刻み込んでいくか・・・という事にもっとも時間を割いた。

    次に今中、・ ・ ・これはもうこのブログで何度も取り上げている10年モデル、「風人‘16」の制作である。
    お互い51歳となっての4度目の頭像制作。 これが楽しくない訳がない(笑)。
    今中の清瀬アトリエでの制作、カメラマンとしてSalluさんの参加、石膏取りでは中村さんの参加、今中の奥さんや娘さんの来訪、清瀬アトリエの面々との夕食、・・・すべてが初めて、そしてそのすべてを「風人‘16」に刻み込み今中頭像は完成するのである。

    最後に麻希さん、・ ・ ・おしゃれでセンスも良く鋭い審美眼も持つ知的な女性、そして美術作品の蒐集家でもある麻希さん。
    写真で見ているだけだとちょっと近寄りがたい雰囲気もあるが、実はおしゃべりするのが大好きなとっても明るい女性。
    まだ若いのに、「~如来」とか「~菩薩」とかを想起させるような雰囲気と容姿、そして周りを優しく包み込むような温かみを持つ。  頭像は現在制作途中なのだが、来年の完成が本当に楽しみである。


    以上、今年モデルをやって下さった7名に対する私の所感、思いでした。

    あと忘れて行けないのが私の作品制作における重要なキーワード「透明感」、・・・・当然のごとく7名ともそれぞれこの「透明感」という言葉がピタリと当てはまるのだ。

    そしてもしかしたら何百年何千年と後世に残って行くかもしれない彫刻のモデルをやってもらえるというのは、やはり何かしらの強い縁を感じてしまうもの。

    今後またこのモデルさん達とどのように関わって行くのか全く未知数であるが、ほんの数か月前までこの世に存在していなかった彫刻がそれぞれに最低でも1点ずつ存在している訳である。

    このご縁を大切につなぎ、新しい彫刻をこれからもどんどん制作して行こうと改めて思うものである。


    エムさん、結実子さんも含め、モデルさん達には心の底から感謝の思いを捧げたいと思います。
    皆さん、本当にありがとうございます!
    これからも末永くよろしくお願いします。
    スポンサーサイト
    1. 2016/12/27(火) 10:14:00|
    2. 彫刻
    3. | トラックバック:0
    4. | コメント:0
    <<宇都宮・ギャラリーシエールにて個展開催。 | ホーム | 「 10年モデル 」、番外編 石膏取り。>>

    コメント

    コメントの投稿


    管理者にだけ表示を許可する

    トラックバック

    トラックバック URL
    http://mitsuji415.blog28.fc2.com/tb.php/750-1d08decf
    この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)