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    彫刻家 松田光司のひとりごと―思いつくまま―

    彫刻の制作をしながら日々思いつくことを書きとめる。

    「 10年モデル 」、制作3日目。

    風人16 制作3日目(ブログ用)
    今中隆介氏のアトリエにて、3日目制作風景

    2週間近く間を空けて3回目の制作。
    (制作初日の様子はこちら→「10年モデル」、制作開始 )(制作2日目の様子はこちら→「10年モデル」、制作2日目 )
    今中がアトリエに来る2時間ほど前から一人きりでの制作。
    やはりこの時間は絶対になくてはならないものだ。


    制作3日目(2016年10月22日)
    3日目にしてようやく今中の顔をじっくりと観察しているような感覚。

    当然初日も2日目も観察はしているのだが、今回は手の動くままには任せていない感じ。

    2日目に何となくごつい感じにし過ぎたかなと思われた部分も少しだけスッキリとさせる。

    頭像の中にようやく今現在の今中隆介の姿が見え隠れするようになった。

    しかしそれにしても今中の顔はやはり興味深い。

    近くで見れば普通にしわも出てきた51のおじさんなのだが、少し離れてみると30代、40代に見えなくもない。

    つまり内側から発するエネルギーが相当強いのであろうと思われる。

    その観点からするとまだまだ粘土の頭像の方のエネルギーが足りないような気が・・・・。
    (ん?・・・自分自身のエネルギーが足りないのか??笑)


    そして今日もフォトグラファーのSalluさんが参加。

    Salluさんが我々を撮る姿に興味を持った今中と私は「制作している姿を撮るSalluさんを撮る我々」などとカメラを向けると「制作している姿を撮る僕の姿を撮ろうとする今中さんと松田さんを撮る僕」などと応酬(笑)。

    そんな事もありつつ制作を進めているところに今中の奥さんと娘さんが登場。

    奥さんとはそれこそ芸大寮の頃からの友達で気心も知れた仲。

    とたんに賑やかになった今中のアトリエは一瞬30年前の芸大寮かと思わせるような雰囲気に・・・。

    考えてみれば、この10年モデルの始まりもこんな感じだったのだ。

    芸大寮にあるアトリエは共同アトリエだったので、いろんな人が出たり入ったり・・・。

    すっかり忘れていたが、この今の状況はある意味原点回帰といったところか。

    などという話を帰宅後、Salluさんにメッセージとして送ったところ『実は今、自分にとっても、写真を撮る事への原点回帰をして行こうと思っていた時期で、、、いや、一回目に参加させてもらった時に、強くそう感じたものがあって、、、不思議な時間ですね!!』・・・との返事が。

    いやはやこの10年モデル、色々なところでリンクしているのだなぁとつくづく思う。

    ちなみに今中との会話は、話題が今現在の事に変わっただけで、言おうとしている本質の部分の話は昔から変わらず、とても面白い。

    ただ一つ昔と違うのは、直観と感覚でしか分かっていなかった事に対し、今はきちんと言葉で説明出来るようになった事であろうか。

    昔と変わんないなぁ・・・などと思いつつ、我々も少しは成長したのか(笑)。


    「たら、れば」という話は存在しないのだが、あの時モデルを頼んだ男が今中という男で本当に良かったとあらためて思う3日目の制作であった。
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    1. 2016/11/09(水) 13:00:26|
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