彫刻家 松田光司のひとりごと―思いつくまま―

    彫刻の制作をしながら日々思いつくことを書きとめる。

    デザイナー今中隆介氏・・・30年目の顔。

    風人86 96 06(枠線あり、ブログ用)

    この私のブログでも度々登場してもらっている友人の今中隆介・・・さていよいよ今年は、・・・。(2010.6.22ブログ参照



    そう、今年2016年は「10年モデル」4回目の制作の年なのである。・・・・・作品タイトルは「風人’16」。

    過去ブログを読んでもらってもいいのだが、せっかくなのでこの「10年モデル」について簡単に説明をしておこう。


    同じ年齢、同じ一浪、そしてそれぞれ地方の出身で同じ寮に住んだ今中と私・・・専攻する科こそデザイン科と彫刻科と違ったものの、共通項も多く芸大入学後すぐに友達となったのであった。

    当時、芸大寮には共同アトリエがあり、そこで今中と私は頭像の作り合いをしたのだ。

    その時二人の年齢は21歳。

    この時はただお互い勉強のため・・・と思って始めた頭像制作。
    これがその後 数十年(とりあえず30年)と続くとある一つの創作活動のスタート地点になろうとは、21歳の私が知るよしもなかった。

    つまりこの21歳の時点では、この頭像制作は1回きりのものであり、その後は特に創作活動としての接点はないままそれぞれデザインの道、彫刻の道を歩んでいくのみ・・・といった感じであろうと思っていたのだ。


    そしてそののち、卒業後も今中との友達としての付き合いはぽつぽつと続いていくのであったのだが、・・・・時は流れ、ふと気付けばお互い31歳に。

    その時、あの寮での頭像制作からちょうど10年経った事にたまたま気づいたのである。

    私はここで、『あれから10年かぁ・・・・・これは面白いかも!』と思い今中に再びモデルをお願いする事にしたのである。
    当然、今中も快諾。

    そしてさらに、この2つ目31歳での頭像制作の最中、私は次のようなお願いをしたのだ。

    「なあ今中、これなんか面白いからさぁ、また10年後(41歳の時)もモデルやってくんない?・・・っていうか、10年ごとに毎回モデルやってくんない?」

    すると今中も「それ面白いよね! ぜひやろうよ!」と快諾。


    ここで「10年モデル」という概念の創作活動が確立した訳である。

    21歳、31歳、41歳と今中の頭像を制作し、そして今年は二人とも51歳、・・・これから4体目の頭像制作。


    はたしてどんな作品が仕上がるのであろうか?


    10年という時の流れの中、二人それぞれに変わってしまった何か、そして変わらない何か・・・きっとある一つの答えが4体目の頭像に封じ込められ、浮かび上がってくるのであろう。

    そしてその作品は確実に次の61歳の頭像へと続いていく軌跡の一つとなるのだ。

    いつまでこの「10年モデル」という創作活動が出来るのかまったく予想もつかないが、とりあえず今回51歳にしてお互いまたこの場に集える事に感謝。


    制作開始はこの10月から、・・・そして完成は来年春ごろであろうか。

    今中、モデルをやってくれてありがとう! 51歳となった今回もよろしく!!


    という事で皆さん、4作目の「風人’16」、どうぞ楽しみにお待ちくださいね。

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    1. 2016/10/06(木) 10:39:49|
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