彫刻家 松田光司のひとりごと―思いつくまま―

    彫刻の制作をしながら日々思いつくことを書きとめる。

    謎の黒い動物 Part 2 (4話中の2話目)

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    謎の黒い動物 Part 1からの続き)
    こんな不思議な出来事があった割にその後、特に変わる事のない日常が続く。


    『あれは一体なんだったんだろう?』という思いもありつつ、実際、忙しさの中その事ばかり考えているという訳でもなく、やがてあの出来事も少しずつ記憶の中埋もれていくのであった。

    ・・・が、その数か月後の事(確かな記憶ではないが、多分3~4か月後くらいか)。

    私は再び不可思議な体験をさせられる事になるのである。


    その日私は所用があり車で東京都内に出掛けていた。

    一通りの用事を済ませ、あとは帰るだけだったのだが、その時一緒にいた都内に住む友人を車で送って上げる事にしたのだ。

    友人宅までの道を知らない私はその友人の指示するまますっかり暗くなってしまった夜の東京を走っていたのである。

    車内では友人との会話もはずみ、とても楽しい時間であったのだが、話に夢中になりすぎた友人が、「アッ、ごめんなさい!道間違えた。今の交差点まっすぐじゃなくて本当は曲がるんだった!あ~、でもまぁいっか。こっちからでも行けるから・・・。」

    当然私も「まあ全然大丈夫でしょ。別に急ぐわけでもないし。のんびり行きましょう!」と応え、何事もなかったかのように車を走らせていったのである。

    そしてその間違って進んでしまった道だが、左側には長く長く続くきわめて日本的な壁・・・『神社かお寺か?』・・・と思いつつ特にそこに触れることもなく車内での友人との会話は続く。

    やがて壁伝いに道を2回ほど大きく左へ右へと曲がる事になるのだが、その2回目のカーブを曲がった直後、・・・・車窓を流れる左風景の中、私はとあるものを横目に目撃してしまったのである。


    ・・・それは長い壁の途中に突如現れる古く風格のある閉じた山門・・・

    そしてその両脇、台座の上、荘厳な雰囲気で佇む二対の黒キツネの像。


    私はその瞬間、
    『アッ!あの時我が家で見た黒キツネだ!!こんなところにいたんだ!』と思ってしまったのだ。


    一瞬、そこで停まってその像を確認したい衝動にもかられたが、何となく友人への気兼ねもありそのまま車を進めてしまったのである。

    しかしやはり気になる気持ちはあり、とりあえず友人に左側を指しながら「ここって何なの?」と聞いてみると、自分にとって答えは意外なものであった・・・。


    ・・・・「ああ、ここ靖国神社だよ。」・・・・


    『そうかぁ、ここが靖国神社だったのかぁ。』と思うとともに『なんで靖国神社の黒キツネが我が家にやって来たんだ?』という疑問も当然湧いてきた訳である。


    この日体験した話はこれで終わりなのだが、実はこの出来事がまさに迷宮への入り口・・・・話はまた数か月後に続いて行く事になるのだ。
    謎の黒い動物 Part 3へ続く)
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    1. 2016/03/27(日) 09:10:41|
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