彫刻家 松田光司のひとりごと―思いつくまま―

    彫刻の制作をしながら日々思いつくことを書きとめる。

    彫刻家への弟子入りについて。

    「天女飛翔」制作途中 松田光司作
    「天女飛翔」制作途中  松田光司作

    以前にもほんの少しふれた事があるのだが、「彫刻家への弟子入り」について。

    まあこれは私が書いたブログ「彫刻家になる方法」とも関わる事なのだが、またあらためて書いてみたい。

    まずはじめに言っておくが、私自身は彫刻家に弟子入りして彫刻家になった訳ではない。
    東京芸大の彫刻科を受験し、芸大で彫刻を勉強して彫刻家になったのである。

    ・・・という訳で「彫刻家に弟子入りして彫刻家になる」という事に関して全くどういうものなのか知らないし、正直イメージも湧かない。

    強いて言うなら学生の頃、何人もの彫刻家の手伝い(アシスタント)をやった経験だけはある・・・といったところか。

    しかしこれは弟子として修業したというよりはお金をもらって特殊なアルバイトをしたといった感じ。

    当然、ものすごく彫刻の勉強にはなったのだが、その関係が「師匠と弟子」?・・・と聞かれれば絶対そうではないと断言できる。

    何度も繰り返してしまうが、やはり私には「彫刻家への弟子入り」というものはよく分からないのだ。


    では実際今までどうだったのかと言えば、私に弟子入りしたいという人は何人かいた。

    ・・・が、当然断っている。

    その理由は上記でも述べた通り、弟子の受け入れ方が全く分からないという事もあるのだが、一番の理由は自分の作品を他人に任せたくないという事。

    すべて自分一人でやりたいのだ。

    別な言い方をすれば、自分の創作の時間を一分一秒無駄にする事無く大切に使いたいのだ。

    もし私が伝統技能の世界にいるならばその継承のために時間を割くのは当然の事だと思うのだが、実際そうではない。

    私からすれば(弟子入りするとかしないとかではなく)、制作された作品を見て何かを感じてもらえればそれで充分という事なのだ。



    ・・・とまあ何だか偉そうな事を書いてはみたものの、実際そんなに仕事がいっぱいある訳でもなく、今現在の状況としてはほとんど一人でこなせる仕事ばかり。(笑)

    ごくたまに忙しすぎてアルバイトを雇う事もあるが、私にとってそれは手伝いをしてくれるありがたい同士であって決して「師匠と弟子」という感覚ではない。


    さてさて今回のこの文章、彫刻家に弟子入りしたいという人にとって何の参考にもならなかったかもしれないが、これは私自身の極めて個人的な意見。

    とりあえず彫刻家に弟子入りしたい人!  ・・・地道に色々な彫刻家に当たってみて下さい。
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    1. 2015/09/28(月) 00:15:33|
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