FC2ブログ

    彫刻家 松田光司のひとりごと―思いつくまま―

    彫刻の制作をしながら日々思いつくことを書きとめる。

    作品をつくる速さについて。

    妖精卵 四季―螺旋(花器) ブロンズ 松田光司作「 妖精卵 四季―螺旋 (花器) 」ブロンズ 

    たまに「私はこの作品をたった○○日で作ってしまったよ!」と自慢げに語る作家がいる。


    その作品が短時間で出来るジャンルの作品であれば別に何も言う事はない。

    しかし明らかに時間をかけなければいけない作品なのにそう言っている場合がある。
    私は玄人なので(そういった作品が素人の人にはどう見えるのかは分からないが)、ひと目見ただけで時間不足の作品と分かってしまう。

    速さ自慢もいいのだが、自己満足だけの作品を見せられる事ほどつらいものはない。

    私自身の事を言えば、多分、制作は早い方に入るかもしれない。ただそれは短時間でつくってしまうという意味ではない。
    速いペースのまま、たっぷりと時間をかけるのだ。

    締め切りのない作品をつくる時は当然だが、締め切りのある作品の場合でも必ず時間をかけるようにしている。

    また、手を動かしている時だけが制作ではない、それと同じ時間くらい作品を眺めている時間がなければいい作品は出来ないのである。

    「速い」という事自体は悪い事でもなんでもないと思うのだが、それだけを自慢している場合はどうかと思う。
    スポンサーサイト



    1. 2010/06/08(火) 16:14:26|
    2. 思想
    3. | トラックバック:0
    4. | コメント:0
    <<日仏子供ヴィジョン、ホームページ 一部オープン! | ホーム | しゃべりすぎる作家って?>>

    コメント

    コメントの投稿


    管理者にだけ表示を許可する

    トラックバック

    トラックバック URL
    http://mitsuji415.blog28.fc2.com/tb.php/70-ff1783fc
    この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)