彫刻家 松田光司のひとりごと―思いつくまま―

    彫刻の制作をしながら日々思いつくことを書きとめる。

    モデルさんが与えてくれるもの。

    夜会舞踏Ⅰ 松田光司作(渓個展会場にて)
    松田光司 彫刻展より「 夜会舞踏Ⅰ 」 2014.3.3~3.8 (新宿、ギャラリー渓にて)

    このブログでも度々モデルさんの事について書いているが、今日はモデルさんが作品に与える影響について少し書いてみたい。


    今までブログに登場した主なモデルさんは、エムさん、結実子さんなのだが、最近中村さんという新しいモデルさんが加わる事となったのだ。

    エムさん、結実子さんでも充分モデルが作品に与える影響というのをはっきり認識していたはずなのだが、中村さんの登場によってそれはよりさらに強く認識される事となったのである。

    まあこれには色々な理由があるのだが、その中でも最も大きな理由としてあげられるのは中村さんが長くバレエをやっていた経験があるという事。

    正直、初めてバレエを基調とした中村さんのポーズを目の前で見た時には本当に驚いてしまった。

    何しろ体幹から手、足、そして指先に至るまですべて彫刻的な美しさを内包していたのである。

    『はぁ~、バレエをやっていた人ってこんなに美しいポーズを取る事が出来るんだ!』と、心の中で驚嘆、・・・というか思わず口に出して言ってしまっていたほど。(笑)

    実は中村さんにモデルを頼む1年ほど前、中村さんがバレエのポーズを少し取っているのをチラッと見た事があったのだが、その時ここまで凄いとは想像していなかったのである。

    そしてもう一つの驚きは中村さんが帰った後、ポーズ中に撮らせてもらった写真を見た時におとずれたのであった。

    その驚きとは、確かに静止した状態を写真に撮ったはずなのに、どの角度からの写真もまるで踊っている最中に撮ったかのような写真に見えた事。

    バレエ基調のポージング、恐るべし!・・・実に優雅に動いて見えるではないか!!

    という訳で、今回制作した3点の彫刻は私にとっては珍しく私主体ではなく完全に中村さん主体。

    まだバレエ系統の作品制作は始めたばかりなので、自分自身今後の展開がまた非常に楽しみとなってきた。

    考えてみると、エムさん結実子さんが「静」だとするならば、中村さんはさしづめ「動」といったところであろうか。

    当然、中村さんも私の作品の根底のテーマである「透明感」を感じさせる美しい女性。

    中村さん、これからもどうぞよろしくお願いしますね!
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    1. 2014/03/18(火) 10:37:13|
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