彫刻家 松田光司のひとりごと―思いつくまま―

    彫刻の制作をしながら日々思いつくことを書きとめる。

    個展、3日が過ぎ・・・。

    高島屋個展会場 2013 4 3松田光司彫刻展 2013.4.3~4.9 <日本橋高島屋6階美術工芸サロン> 「妖精卵 空」シリーズより「地、水、火、風」

    さて、日本橋高島屋での松田光司彫刻展が始まって、はや3日。


    たった3日だが、色々な出会いや懐かしい再会があってとても楽しい。

    ・・・と、それはそれとして今日はそういった人との出会いの事ではなく、ちょっと別な事について語ってみたい。


    それは展示された作品群についての事。


    今回の展示、予定としては「50点前後」であったのだが、実際には58点もの作品を展示する事となったのだ。

    58点・・・結構な量である。

    実際、展示された作品を見渡してみても壮観で、見応えは充分。

    以前にも書いた通り、内容は旧作と新作を取り混ぜての展示。

    古い作品となると、10年以上前のものから出品したのだ。

    という訳で、それがまわりからどう見えるのか分からないが、個人的な事で言えば私自身の歴史も多少振り返らせてくれる展示ともなったのだ。

    『58点と数も多いし、時間の重みも感じるなぁ』・・・などと思っていたのだが、

    ふと冷静になって考えてみると、最近の私が作品を制作するペースは年間20~30点・・・つまり58点という数字だけ見れば、2年の間に制作出来てしまう作品の数という事になるのだ。

    ・・・が、個展会場でその58点という作品群を見渡した時に、小品ばかりであるにもかかわらず、たった2年でこれだけの作品を制作出来るイメージが何故かまったくわかない。


    確かに立て続けに、年間30点の作品を制作した経験もあるというのに・・・

    何故なのだろうか?


    これは思うに、時間の経過という影響だけではなく、やはり私がその時々に発したエネルギーの質の違いによるものが大きいのではないか、・・・と考えられるのだ。

    つまり今回の58作品というのは、それぞれ発するエネルギーの全く異なった作品群の集合体・・・という見方も出来る訳である。


    例えば、ギャラリーシエールやギャラリー渓での個展では、2年の間に制作した作品だけを展示する訳である。

    すると、正直2年間くらいではそんなに極端に発するエネルギーの質が変わるという事もないのだ。


    それに対し今回の58作品、何がどう違うというのは言葉では説明しづらいが、やはり違うものは違うのである。

    これだけ質の異なるエネルギーの物体の数々を、一人の人間がたった2年の間に放出する事など出来ないのではないか、・・・と思われるという事なのだ。


    まあこれも、いつものごとく『私はそう思っている』というだけの話で、それをみた人がどう思いどう感じるのかはその人次第。

    こんな展示もあと4日間(2013年4月9日まで)、皆さん、ぜひ日本橋高島屋6階美術工芸サロンの方へ足を運んでみて下さい。
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    1. 2013/04/06(土) 09:17:15|
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