彫刻家 松田光司のひとりごと―思いつくまま―

    彫刻の制作をしながら日々思いつくことを書きとめる。

    昔と今とで変わった事?

    第11回ギャラリーシエール個展(作品タイトル有り)第11回ギャラリーシエール「松田光司彫刻展」 会場の様子。 2013年1月24日(木)~2月2日(土)

    さて、今は個展開催中、
    ・・・という訳で久しぶりに「お客さんからの質問」という内容で書いてみたい。


    今回お客さんから出てきた質問は、
    「昔と今で作品制作に対して何か変わった事はありますか?」といったもの。

    とっさに色々な答えが浮かんだのだが、順番にその時出てきた言葉を書き記してみようと思う。


    『うーん、そうですねぇ・・・。
    まず昔もつくりたい作品をつくりたいようにつくっていたのですが、今の方が圧倒的にインスピレーションとして降りて来る作品の数が多いですね。
    自分を通して順番待ちまでして出て来てこようとしてくれる多くの作品群が存在するというのは本当にありがたいですよ。
    そんな訳でまあ誤解を恐れず言いますが、正直、作品を生み出し制作していこうとする過程において苦しんだ事がないんです。
    ・・・というか、もしかしたら他の人はそれを苦しみと捉えているのかもしれないけど、僕はそう思った事がないだけなのかもしれませんが(笑)。
    あとそれに関連して言えるのが、自分が心に描いた作品に対し、それをそのまま自由自在に形に出来る技量や器が備わった感じがするんですよ。
    昔はまず心に思い描く段階からぼんやりとしていてピントが合っている感じがしない事がよくあったんです(笑)。
    ・・・で、当然それを形にしようとしてもあまりにも漠然としているし、また、技術も未熟だしそれを受け取るだけの器もない、・・・という訳で作品として成立しないまま終わったりして。
    そう考えると、今は本当に面白いように思ったままの作品が出て来てくれる感じ。
    それで基本的に今出て来ようとしている作品は今すぐ出したいという強い思いはありますね。
    というのは結局、今出ようとしている作品って実は何年も前から自分の中で眠っていて丁度良い感じに熟成された作品だと思うんですよ。
    だからそんなに出て来るのを待ってくれていたのだから、渋滞させる事なくスッと出してあげたいんです。

    でも今しゃべりながらふと思ったんですが、別な側面から見たらある意味、昔も今も何も変わっていないようにも感じますね。
    って、矛盾しているようですけど・・・(笑)。
    というのは、最初に言った事に戻ってしまいますが、結局、今も昔もただつくりたいものをつくりたいようにつくっているだけなんですよね。
    その視点から言ってしまえば、何も変わっていない・・・かも?』

    と、まあこんな感じの答え。

    なんかあらためてお客さんにお話した内容を文章に書き出すと、・・・このブログでしょっちゅう言っている事そのままですね(笑)。


    あと3日間(2月2日<土>まで)ギャラリーシエールでの個展は開催していますので、ぜひお越し下さい!
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    1. 2013/01/30(水) 14:09:06|
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