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    彫刻家 松田光司のひとりごと―思いつくまま―

    彫刻の制作をしながら日々思いつくことを書きとめる。

    開門時間。

    自転車 撮影 松田光司

    私は学生の頃、自転車で大学に通っていた。・・・とだけ書くと、それがどうしたの?という事になってしまうが、実はちょっと普通ではない話なのである。
    今の規則は知らないが当時、芸大の彫刻棟というのは夕方6時になると鍵が閉められ、それ以降制作は一切出来ない事になっていた。
    当然短く思ったし、もっと制作をしたいと思っていた。

    ・・・・で、考えついたのが、朝早く来て制作すればいいんだ!という事。

    9時から授業は始まるのだが、どうも助手の人は8時ごろにはやって来て、彫刻棟の鍵を開けているらしい、という情報を得る事が出来た。

    で早速、8時に着くようにしていた訳であるが、ある時さらに新しい情報を得たのである。
    その情報とは警備の所で学生証さえ見せれば、彫刻棟の鍵を貸してもらえるという事。

    当然そうなると助手より早く学校に行き、彫刻棟を自らの手で開け、早朝より制作を始めるようになっていったのである。
    やがて、芸大の開門時間が朝6時である事を知った私は、それに合わせ大学に着くようになり、制限されていた制作時間を増やす事に成功したのである。

    寮から大学まで片道18キロ、ママさん自転車で約1時間。朝4時半には寮を出て、5時半ごろには大学の門の前。
    3年生の一時期バイクで通ったこともあったが、それ以外はずーっと卒業まで自転車。

    大学の開門を腕組しながら待つ日々を4年間、続けたのである。

    ところで、朝早く行く理由は制作時間を稼ぐためだったが、ではなぜ自転車?

    理由は簡単である。「満員電車に乗るのが嫌だったから・・・」ただそれだけ。
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    1. 2010/06/04(金) 09:42:31|
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