FC2ブログ

    彫刻家 松田光司のひとりごと―思いつくまま―

    彫刻の制作をしながら日々思いつくことを書きとめる。

    上手くなったらおしまい?

    イチョウ 撮影 松田光司

    アートをちょっとだけかじった人からたまーに聞かれるこの言葉、・・・
    「上手くなったらもうおしまい。」


    まあこう思いたい人はこう思ってやっていればいいだけの話なのだが、私から言わせれば「上手くなったらもうおしまい。」ではなく、「上手くなるのは単なる通過点。」なのである。

    確かに「上手くなったらもうおしまいだよな。」などと言っている方が何となくちょっと先進的で文化人っぽく見えるような錯覚を起こしやすいのかもしれないし、またそう言っている本人の中では実際、優越感に浸っているのかもしれない。


    しかし冷静に考えれば間違いなく「上手くなったらおしまい。」ではないのである。

    もしこの言葉が真実ならば、今第一線で活躍しているアーチストのほとんどが「もうおしまい」という事になってしまわないか?

    はっきり言ってつくり手と言われる人達は、創作に対し常に深く探求し続ける人の事を言うのであって、当然の事として『○○したからもう終わり。』などとは考えない人達なのである。

    自分の可能性について自分で限定してしまうなどあり得ない話であるのだ。


    まあこの言葉に限らず、芸術に関する言葉は明らかに的外れと思われるのに、何故か恰好よく魅力的に聞こえる言葉が多いのだ。(’10.8.8’10.8.12’11.5.29参照)

    これも人それぞれの解釈なので、勝手にやってもらって結構なのだが、あまりにも違和感のある言葉が氾濫し過ぎると、たまにうんざりする事もあるのだ


    とりあえず・・・

    「上手くなったらもうおしまい。」などと言っている暇があったらとっとと次の段階に進む事を私はお勧めする。
    スポンサーサイト



    1. 2012/05/20(日) 23:34:18|
    2. 芸術
    3. | トラックバック:1
    4. | コメント:0
    <<真逆の意見。 | ホーム | 「彫刻」が私にもたらしたもの。>>

    コメント

    コメントの投稿


    管理者にだけ表示を許可する

    トラックバック

    トラックバック URL
    http://mitsuji415.blog28.fc2.com/tb.php/654-4044b918
    この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

    -

    管理人の承認後に表示されます
    1. 2012/05/21(月) 06:25:47 |