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    彫刻家 松田光司のひとりごと―思いつくまま―

    彫刻の制作をしながら日々思いつくことを書きとめる。

    苺の季節になると・・・。

    苺 撮影 松田光司

    子供の頃食べたあのぐらい美味しい苺を、その後の人生で私は一度も口にしてはいない。


    その苺とは、もう10年近く前に亡くなってしまった祖父母が元気な頃、畑で丹精込めて作っていた苺。

    もうあれから30年以上経っているはずなのだが、あの苺の味は今でもハッキリと覚えているし、また実際あの苺にまさる苺には一度も出会ってはいないのだ。

    何しろ畑で真っ赤に熟した苺なのである・・・スーパーで並べられる苺と比べられる訳がない。

    ちなみに都内の某有名果物店の高級苺も食べた事はあるのだが、あの味を知っている私にとってそれはただガッカリさせられるだけのものであったのだ。


    そうなのである。
    小学生の頃の私にとって、毎年この4月~5月ごろというのは祖父母の作った苺の苺狩りが出来るとても楽しみな時期であったのだ。

    その頃になると「○月○日の土日あたりが一番苺のいい時期だから食べに来いよ。」と祖父母から誘いの電話があるのだ。

    苺の事がなくても祖父母の家に行くのがうれしくて仕方なかった私にとって、その誘いはまさに二重の喜びであったのだ。

    祖父母の家に着くと、まず「朝一番で苺摘んでおいたからな、好きなだけ食べよ。」と優しく声を掛けてくれるのだ。

    たっぷりと美味しい苺を食べた後、従兄弟たちと一緒に畑に苺狩りに行くのである。

    今考えれば、出荷するための苺を摘む手伝いの意味もあったのかな?とも思うのだが、その苺を摘み取る作業はただただ楽しいだけ。

    苺狩りの前にさんざん苺を食べているはずなのに、畑から帰ってもまた苺を食べるのであった。


    そんな楽しい思い出のある苺、・・・もうその苺は二度と食べる事は出来ない。

    しかし、この時期お店で苺を見かけると、いつも優しかった祖父母の思い出とともに鮮やかにあの豊かな苺の味が甦るのだ。
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    1. 2012/04/10(火) 10:40:56|
    2. 日常
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    4. | コメント:2
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    コメント

    毎日楽しみにしてます時間が出来たら、更新してください
    1. 2012/04/14(土) 09:59:51 |
    2. URL |
    3. #-
    4. [ 編集 ]

    Re: タイトルなし

    いつも見て下さってありがとうございます。
    ちょっと最近ゆとりがない感じですが、出来る範囲で更新していきますね。
    これからもどうぞよろしくお願いします。
    1. 2012/04/14(土) 15:14:41 |
    2. URL |
    3. 具象彫刻家 #-
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