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    彫刻家 松田光司のひとりごと―思いつくまま―

    彫刻の制作をしながら日々思いつくことを書きとめる。

    山手線って?

    東京 撮影 松田光司

    どうでもいい話なのだが、何となく思い出してしまったので書いておこうと思う。


    それは29年前、私が高校2年の夏、・・・愛知から栃木に向かおうとした時の話。

    海外とか一人旅するような若者からしたら『それがどうしたの?』という程度の話なのだが、あの頃の自分としては、まあ目一杯の経験であったのだ。


    当時、私の兄貴は大学生で、栃木県で一人暮らしをしていたのだ。

    愛知に住む私は、まだ一度も兄貴の下宿を訪ねた事がなかったので、夏休みを利用し、遊びに行く事にしたのである。

    当然、一人旅なのだが、・・・何しろ初めての経験。

    今のように、ネットで調べれば、電車の時刻や乗り継ぎが分かる訳でもなく、当たり前のように「電車の時刻表」の本を買って事前に調べておく訳である。

    『何時何分発○○行き何番線発車で、何時何分何番線到着、その後、○○線に乗り換え何番線から何時何分発車、そして、・・・。』

    と言ったような感じ。

    ところが、その時刻表の本の中で、田舎の高校生の私にはまったく理解できない事が、・・・。

    それは、・・・山手線。


    『何で何時何分発って書いていないのだろう。・・・3~5分ってどういう意味だ?』


    そうなのである、・・・田舎に住む私にとって、電車はせいぜい1時間に3~4本しか走らないもの、という常識しかなかったのだ。

    まさか、3~5分間隔で電車がホームに入ってくる路線がある事など思いもしなかったのである。

    まあ、結局そこは兄貴に電話で聞いて、驚きながらも納得し無事解決したのだが、実際、山手線ではどうだったのかと言えば、・・・。


    実はその時、山手線には乗らなかった、・・・いや、乗れなかったのである。


    とにかく一人での新幹線に緊張しまくり、東京駅に着いた時にはすっかり舞い上がっていたのだ。

    緊張しつつも、『次は山手線で上野駅。』と自分に言い聞かせ、表示を見ながら何とか山手線のホームに立ったのだが、

    ・・・その瞬間、京浜東北線がホームに・・・。


    『あっ!電車が来た!乗らなきゃ!』・・・と乗ってしまったのだ。


    さて、乗ってしまったはいいが、『あれ、そう言えば、山手線って確か黄緑色の電車じゃなかったっけ?これ水色の電車だよなぁ。・・・でも何で、山手線のホームに入ってきたんだ?』

    頭の中はパニック状態に、・・・当然そこは田舎者の高校生の事、京浜東北線と山手線が同じ方向に同じ駅をいくつか進むという事など知る由もないのだ。

    途中、降りればいいものをその判断さえ出来ず、京浜東北線に乗ったまま焦っているだけ、・・・
    しかし、ありがたい事に、その電車もやがて上野駅に停まる訳である。

    冷や汗をかきながらも、『あっ、上野駅だ!良かったぁ停まった。』・・・そしてその後、無事、宇都宮線に乗り換え。



    まあ、今振り返ってみれば、単なる笑い話なのだが、当時の私はこの程度の高校生。

    この時よりはさすがに成長したのかなと思いつつ、この29年間で、ただ図太くなっただけなのかもしれない、・・・とも思う。
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    1. 2012/02/14(火) 23:14:24|
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