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    彫刻家 松田光司のひとりごと―思いつくまま―

    彫刻の制作をしながら日々思いつくことを書きとめる。

    視点。

    再興卵ー生誕Ⅰ(部分) 松田光司作「 再興卵―生誕Ⅰ 」 (部分)  来年2月のギャラリー渓での個展に出品します。

    今日は「視点」について少し書いてみたい。


    私のブログを読んでくれている友人知人から、

    「松田の書く内容は、視点や切り口が何か面白い。」

    といったような事を言われる事がたまにある。


    自分では当然そんな事を思う訳もなく、普通に思いついた事を思いついたまま書いているだけなのだが、もし、そう感じるとしたならば、やはり彫刻制作の方法が大いに関係しているのではないかと思うのだ。

    つまり、一つの彫刻作品をつくろうと思う時に、一方向からの単純なアプローチのみで最初から最後まで制作を終わらせてしまう事など、絶対にあり得ない事であったりするのだ。

    粘土状態の時でも石膏状態の時でも、あらゆる方面からアプローチし、制作を進めていくのである。


    例えば、・・・

    下からみる上からみるのは当然の事、横にする、逆さにする、遠く離れてみる、光を変えてみる、場所を変えてみる、鏡に映してみる、一部分だけ切り取って制作してみる、色をつけて制作してみる、写真に撮った画像に手を加えてみる、・・・また場合によっては石膏取りした石膏型(彫刻の正反対の形)に対しても手を加えてみる、等々、・・・このように彫刻に対し、出来る事はすべてやってみるのである。


    普段からこのような姿勢で取り組んでいると、当然彫刻以外のものを見る時も、無意識に色々な角度、視点から見てしまう癖がついてしまっているのかもしれない。


    目の前には確かに、一つの彫刻(出来事)があるだけなのだが、視点を変えてみれば、色々な表情を伴った色々な形が見えてくるものなのだ。
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    1. 2011/12/29(木) 23:42:33|
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