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    彫刻家 松田光司のひとりごと―思いつくまま―

    彫刻の制作をしながら日々思いつくことを書きとめる。

    アトリエといっても・・・。

    作品の石膏型 撮影 松田光司

    大学を出てすぐの頃の話。


    まあ、今現在もアトリエと言っても随分せまい部屋で制作をしているのだが、大学を出てすぐの頃は、今よりもっと狭い場所で彫刻の制作をしていたのだ。


    まず、当然考えていた事だが、大学4年間の内にいいアトリエになる場所を探しておこうと思っていた訳である。

    ・・・しかし、そんな都合のいい場所もそうそう簡単に見つかる訳が無い。

    と言う訳で、ならば大学院2年間の内に何とかアトリエになるような場所を、・・・と思っていたのだが、やはり見つからない。

    では、さらに研究生で一年大学に残っている間にいいアトリエを、・・・と、捜してみたものの、やはり無い。

    結局、アトリエが見つからないまま大学を完全に出てしまった訳なのである。


    ・・・で、どうしたのかと言えば、  ・・・普通にアパートの一室を制作場所としてしまったのである。


    つまり、単なる居間がアトリエとなってしまったのだ。

    テレビも置いてあり、本棚にも普通の本が並び、大きなオーディオセットも配置してある普通の居間である。

    当時はもう結婚もしていたので、昼間は制作場所、・・・そして夜は家族でくつろぐための居間となっていた訳である。

    つまり、どんなに作業が途中であっても、夕方には一旦すべての彫刻や道具を片づけるという事を毎日のようにやっていたのだ。

    今ではちょっと考えられないが、それが当たり前だと思い、何の違和感もなくそれを数年間続けたのである。


    まあ、やがて引っ越す事により、その状態からは解放されたのだが、やる気さえあれば、どこでも彫刻制作は出来るものなのだと実感する事の出来た数年間であった訳である。


    創作に対する強い思いさえ持ち続ければ、何とかなるものなのだ。
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    1. 2011/12/28(水) 22:42:34|
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