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    彫刻家 松田光司のひとりごと―思いつくまま―

    彫刻の制作をしながら日々思いつくことを書きとめる。

    何かを伝える?

    冬の枝 撮影 松田光司

    私もこのブログでは、ついつい簡単に、『作品を通し何かを伝えたい』・・・というような書き方をしてしまうのだが、・・・。


    実際、「何かを伝える」などと言っても、そんな高尚で立派なものでもなかったりするのだ。 
    ・・・以下の通りである。


    「私の内側から湧き上がる何とも言えない衝動と欲求、・・・これを何としてでも目に見える形としてこの世に存在させてみたい。
    たとえそれが自分の独りよがりのものであったとしても、まずは形にすべく格闘してみたいのだ。
    正直、それが人からどう見られるのか、どう評価されるのかなど、その私の内なる衝動と欲求の大きさからしたらどうでもいい事なのである。
    つまり、私の内側には、何だかよく分からないけどこんなエネルギーがたまっており、それがこんな形となって私から出てきてしまった、という事実があるだけなのだ。
    しかし、そんな私的なものであるにもかかわらず、・・・その私の出した形に共感してくれる人達がいる。
    はっきり言って、どの部分に共感し、また何故共感してもらえたのかは、100人いれば100通りであるし、すべての人が同じ事を感じている訳ではないのだが、その形の何かに『共感した』という事だけは確かな事実なのである。
    ・・・であるならば、私の衝動と欲求から出てきた形も決して無意味なものでもない・・・と認識しても良いのであろう。
    つまり、このように共感してくれる人達がいるのであれば、『作品を通し人に何かを伝えたい』という言い方をしてしまっても許されるのかもしれない。」

    ちょっと長く回りくどくなってしまったが、こんな思いがあるのだ。


    何かが伝わるというのは、方法論でも技術でも形式でもなく、自分の発した強いエネルギーが他人に伝染するという事なのであろう、・・・と思う。
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    1. 2011/12/20(火) 23:51:54|
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