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    彫刻家 松田光司のひとりごと―思いつくまま―

    彫刻の制作をしながら日々思いつくことを書きとめる。

    ローカル路線での出来事。

    12月の木 撮影 松田光司

    7~8年前、とあるローカル路線の電車に乗っている時、経験した出来事。


    その時私は、仕事である地方の街を訪れていたのだが、移動は車ではなく電車。

    駅には人影もほとんどなく、電車に乗り込んでみても乗客は数名ほど。

    田舎の景色を楽しみながらゆったりと電車に乗っていると、ある駅で突然、その場所には不釣り合いなほどの大勢の人が乗り込んできたのだ。

    『えっ、いきなりこんなに大勢って、・・・何だ?』と思ったのだが、乗り込んできた人達が楽しそうに話す会話を聞いて納得。

    どうもこの駅の近くでお祭りがあったらしいのだ。

    聞こえて来る会話からしても、ほとんどこの近隣に住む方々なのであろうと推測された。

    電車の中は先ほどとは打って変わって賑やかで楽しげな雰囲気にはなったのだが、ちょっと混んでしまって外ののどかな景色が見えなくなってしまったため、私は席を立ち、ドアの窓から外を眺める事にしたのだ。


    ・・・すると、次の駅でも同じように大勢の人達がホームで待っているではないか。


    その時私は、
    『わぁ、次の駅でもあれだけの人が乗り込んできたら、この電車も朝のラッシュ並みに超満員電車になってしまうなぁ。』
    ・・・と、普通にそう思った訳である。

    しかし、その私の予想は見事に裏切られる事となったのである。

    その結果とは、・・・

    駅に到着し、電車のドアが開くと・・・何と、開いたドア側に立つ人達が、普通に当たり前のようにニコニコしながら「ムリムリ、もうこれ以上はさすがに乗れないよ。」と、ホームで待つ人達に向かって言っているではないか・・・。

    私は一瞬、『えっ!だってまだ全然車内余裕あるし、もうムリってどういう事?!』と思って見ていると、何と驚く事にホームで待つ人達も『ああ、確かにこれはムリだなぁ。』といった様子で普通に納得している感じであったのだ

    『ええっ!この人達、乗らないんだ、この程度の混み具合なのに乗らないんだ!?』


    そうなのである、・・・実は、ここでは私の感覚の方が非常識な感覚であったのだ。


    この地域に住む人達は、あの全く身動き一つ取れないラッシュ時の超満員電車を経験した事がないのだ。


    自分自身ある意味洗脳されていて気付く事がなかったが、本来、この程度の電車の混み具合が人としての許容範囲の限界だったのではないか・・・と、あとから思った訳である。


    あらためてどちらが非常識なのかと考えてみれば、・・・明らかに都会のラッシュ時の車内の方が非常識なのだと今は思える。
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    1. 2011/12/16(金) 22:52:05|
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