FC2ブログ

    彫刻家 松田光司のひとりごと―思いつくまま―

    彫刻の制作をしながら日々思いつくことを書きとめる。

    子供の頃。

    時の柱ー春  松田光司作「 時の柱―春 」(部分)


    今まで彫刻家になった理由など書いてきたが、さらに前の事も書いておきたい。


    まずとにかく小さい頃から絵を描いたり、物を作ったりするのは大好きであった。
    しかし、環境としては自然にいっぱい触れる事はあっても、美術に関するものはほぼ皆無であったように記憶している。

    美術館に行った記憶もないし、当然アーチストの知り合いなどいる訳もなく、唯一美術に触れる機会と言えば「図画工作」くらいであった。

    そんな中、毎回作ったり描いたりすれば必ず周りから褒められていたので、 美術に対してはいい印象しかなかった。

    しかし絵ばっかり描いているおとなしい子かと言えばそんな事はなく、どちらかと言えば運動は大好き、小学校では体操部、サッカー部に所属し、中学高校ではバスケット部、・・・完全に体育会系であった。

    幼き日の夢は芸術家というより、何かスポーツ選手になりたいといったもの。
    つまり自分の中でスポーツ選手は夢であり、絵は現実のものであった。

    あまりに自分の中に普通に存在していたため、逆にその道に行こうなどとまったく考えなかったのである。
    その結果、高校は美術の授業も美術部もない公立の進学校に進む事になる。

    やがて転機は高2で訪れる・・・今まで一筋に打ち込んだバスケ部の引退。中学ではキャプテン、高校では副キャプテンをやっていたくらいである。45年振り返っても、このくらい気が抜けた状態をこの時以外、経験していないかもしれない。

    目標を見失った時、初めて自分自身と真正面から向き合ったのである。
    「自分とは何?何が自分にあるんだ?」

    進学校なので勉強の事はうるさく言われたが、普通教科科目に強く惹かれるものは何もなかった。
    ・・・が、ふと気付く・・・17年間、常に私の内側には、作る事や描く事の喜びがあったではないか?

    そして、あの「とある予備校、美術系コースの教官室」(5月1日ブログ・彫刻家になった訳)の話へとつながっていくのである。
    スポンサーサイト



    1. 2010/05/26(水) 09:11:37|
    2. 日常
    3. | トラックバック:0
    4. | コメント:0
    <<同世代 | ホーム | 潜在意識に響いた音。>>

    コメント

    コメントの投稿


    管理者にだけ表示を許可する

    トラックバック

    トラックバック URL
    http://mitsuji415.blog28.fc2.com/tb.php/57-ab28e9c3
    この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)