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    彫刻家 松田光司のひとりごと―思いつくまま―

    彫刻の制作をしながら日々思いつくことを書きとめる。

    1年生から数年経つだけで、・・・。

    紅葉 撮影 松田光司

    私は単なる非常勤講師ではあるのだが、講義の時間以外でも学生とはそれなりに話をしたりするのだ。


    ・・・で、思うのだが、かなりの学生が1年生からほんの数年経つだけで、随分と考え方が大人っぽくなるものだなぁと感じる事が多い。


    まあ教える側としても、1年生の授業では技術的な事ばかりではなく、つくり手としてどう考えているのか、どう生きていくのかといった事も伝えている訳であるのだが、実際それが1年生の内にすぐ理解してもらえるとは思ってはいないのだ。

    つまり、いつか気付いてくれるだろうという思いのもと、つくり手として覚醒するための働きかけを延々と続けているといった感じなのである。


    それがやがて伝わっていくと、学生にも意識の変化が表れるのだが、それがどういったものであるか少し書いてみたい。


    まず、授業などで出される課題に対し、やらされているという感じではなくなるのだ。

    それをすぐに自分の興味の対象に加え、与えられた課題であっても自分自身の作品制作のための単なるきっかけとしてしまうのである。

    さらには、提出するためだけの課題という枠をこえ、公募展やグループ展、個展などといった場所での発表まで考え制作したりするようになるのである。


    また、出来なかった事を人や物、環境のせいにしなくなるのも一つの特徴であろうか。

    見ていると、1年生の内は周りに簡単に流されている学生が多いのだが、目覚めた学生は周りに関係なく、独自のペースで制作するようになるのである。

    そして、出来ない理由をいくつも挙げる事をせず、出来る理由を当たり前にいくつでも知るようになるのである。


    他にも挙げればまだ出てくるが、とりあえず学生がこういった意識に変わってくれると、見ていても面白いし頼もしく思えるようになるのだ。


    まあ、今私は1年生の授業を担当しているのだが、・・・やがてこの学生たちもこうなってくれる未来を想像しつつ、今日も講義をおこなうのであった。
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    1. 2011/11/25(金) 22:49:01|
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