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    彫刻家 松田光司のひとりごと―思いつくまま―

    彫刻の制作をしながら日々思いつくことを書きとめる。

    3種類くらいのデッサンの中から、・・・。

    東京の空  撮影 松田光司

    「○○の場所に彫刻を設置しよう。」となった時の、おおよその流れについて書いてみたい。


    私も結構色々なパターンを経験してきているのだが、とりあえず今回は、多くの作家の中から選出されてという場合の話ではなく、私が単独で指名されてという場合の話。


    例えば「市町村」が関係した仕事の場合は、まずその町が掲げるスローガンやその町の特徴的な売りになっている部分をリサーチする訳である。

    当然、設置する場所にも足を運び、その場所の雰囲気や特徴を掴んでおくなどして、よく研究しておくのである。

    また、作家側が一方的に発想するだけではなく、町の方からの要望で作品に取り入れてほしいものがあったり、またコンセプト的な事を言われたりする場合もあるのだ。

    そういったものが、自由な発想の妨げとなるかと言えば、まったくそんな事はなく、ある程度材料があった方がかえってやりやすかったりもするのである。


    ・・・で、とりあえず、たたき台とするためのデッサン(パース図)を描き、提出するのだが、単独での依頼なので・・・当然デッサンも一枚だけという訳にもいかない。

    大抵の場合、3種類くらいのデッサンを描いておくのである。

    場所にもよるが、似たような3種類のデッサンを描く事もあれば、まったくそれぞれ違った雰囲気のデッサンを描く事もある訳である。

    だいたい、会合では私が作品原案それぞれについておおよその説明をして一旦終了し、その後、1週間から1カ月くらいの間に、どの作品でいくのかが決定されるのである。

    ちなみに3種類描いたデッサンの内、どの作品に決まるのかは、私も正直まったく予想が出来ないのだ。

    まさにその選ぶ人達のセンスとか好みであるし、ときには意見が割れてしまって結局トップの人が一人で決定する事もよくある事なのだ。


    決定を待つ間の私の心境はと言えば、・・・決してドキドキしながら待つという感じではないのだ。

    つまり私は単純に、自分がつくりたいと思っている3種類のデッサンを提出しているに過ぎず、ハッキリ言ってどの作品に決まろうが、つくりづらいとか大変そうとかいった事は一切ない訳である。


    ・・・という訳で、制作する作品が決定した瞬間に私は戸惑う事も無く、すんなりと制作に入る事が出来る訳である。
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    1. 2011/11/15(火) 21:27:46|
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