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    彫刻家 松田光司のひとりごと―思いつくまま―

    彫刻の制作をしながら日々思いつくことを書きとめる。

    「一番いい作品って、これ?」

    横浜ガレリア ベリーニの丘ギャラリー 撮影 松田光司松田光司個展「横浜ガレリアベリーニの丘ギャラリー」(60点展示)

    個展を開いた時にお客さんからよく聞かれる質問である。



    「先生、この作品が一番いいってみんなに言われるでしょ?」

    自信を持ってそう言って下さるのだが、実はその一番という作品が人によって違う。

    これはとても面白い現象で、特に広い会場で60点ほど並べるような個展(過去に2回開催)の時に多くみられた出来事であった。

    そういう大きい個展の時というのは過去から今に至るまで年代ごとに万遍なく出品するのである。
    当然、年代ごとに作品の雰囲気は変わって見える訳である。

    しかし以前書いたように、どの作品も一切手を抜くことなくその時の100を出し切った作品であるため、過去の方が劣って見えるという事もないのだ。

    その結果、お客さんは私のどの時代の作品と波長同通したのかという事になるのである。
    その波長同通した時代の作品がそのお客さんにとっての一番であると感じてもらえているのだ。

    さて、つくり手である私からは、・・・「どれも一番です。何しろすべての作品に100を出し切っていますから。」・・・これが答え。
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    1. 2010/05/24(月) 12:56:45|
    2. 思想
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