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    彫刻家 松田光司のひとりごと―思いつくまま―

    彫刻の制作をしながら日々思いつくことを書きとめる。

    測る。

    雨あがり(大と小) 松田光司作

    以前にこのブログでふれた事だが、私の場合、ある一つの作品を大きくつくり直したり、小さくつくり直したりする事がよくあるのだ。(’10.11.30参照)


    さて、この場合、基本的にどのように制作しているのか、・・・と言う事について少し書いてみたい。


    もともと自分が作った作品を大きくしたり小さくしたりする訳だから、自由にやればいいのでは?
    ・・・と言う考え方も普通にあるのだが、これが依頼されての制作ともなると、そうそう好き勝手に形を変えてしまう訳にはいかないのだ。


    と言う訳で、この場合、どのように制作しているのかと言えば、

    ・・・何となくの見た目で?・・・今まで養ってきたデッサン力で?・・・

    いや違う、普通に高さや距離を測り、計算機で倍率を割り出し、その数値のもと、制作を進めていくのである。


    とはいえ、例えば石彫の「星取り技法」のように精密に測りまくる訳ではなく、要所要所測っておくのである。

    これは要するに、絶対的な数字と言う訳ではなく、おおよその目安として測っておくという事なのである。

    作品を「大きくする、小さくする」と言う行為は、決してコピー機のような拡大縮小の概念と同じものではなく、つくり変えた後の見え方と言うものが、もっとも重要な事項となってくるのだ。

    どんなに正確に拡大、縮小したとしても、作品の見え方の印象が変わってしまっては意味がないのである。

    つまり、印象を同じくするために、作品の縮尺を場所によって変えたりもするという事。

    その微妙に変えたりするための目安としても、要所要所測っておくという事が重要になってくるのである。


    さて、では具体的にどのように変化させるのかと言えば、・・・結局、それは私の主観によるものであり、その作品によってそれぞれ、・・・としか言いようがないのだ。


    実は今も、とある作品の拡大制作をおこなっており、まもなく完成予定。

    その作品とは?・・・いずれその内、・・・という事でお楽しみに。
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    1. 2011/10/31(月) 21:03:06|
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