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    彫刻家 松田光司のひとりごと―思いつくまま―

    彫刻の制作をしながら日々思いつくことを書きとめる。

    その粘土は高級品?

    制作途中の塑像 松田光司作制作途中の作品 ( 素材 ・ 粘土 )

    私は、ワークショップや学校での授業などで、デモンストレーションとして塑像作品を制作する事が多い。


    言葉だけでの説明でも、実技の講座や授業は進めていく事が出来るのだが、やはり、より説得力を持たせるためには受講生の目の前で制作していくというのが、もっとも効果があるように思うのだ。


    例えば、首像作品などを粘土で作らせる場合、すでに完成している石膏の首像やブロンズの首像を参考として見せたとしても、そこには粘土との隔たりがあり過ぎて、意外と制作していくイメージが湧きづらかったりするのである


    ・・・と言う訳で、私が見本として塑像制作を順を追って説明しながら進めていく訳である。

    基本的には、首像くらいの大きさの作品を作るのが初めてという人が多いため、学生とか受講者の方は関心を持って見てくれるのだ。

    ・・・で、当然、私が使う粘土もみんなと同じ粘土を使っている訳だが、・・・徐々に作品が仕上がってくると受講生からこんな言葉が・・・。


    「先生、先生が使っている粘土って、何か特別な粘土なんですか?ちょっと僕らが使っている粘土より高級な粘土に見えるんですが・・・。」


    思わず笑ってしまうが、この言葉を過去、色々な講座で何度となく聞いているのだ。

    その聞き方も、半分冗談っぽく聞いてくる人もいるし、中には「先生が違う粘土使っているんだったら、先生と同じ粘土使わせて下さいよ。」と本気で言ってくる人もいるのだ。

    これは特に私の作風が影響していると思われるのだが、細かいところまで滑らかにびっしりと作り込むので、余計に高級なきめの細かい粘土でも使っているように見えるのであろう。


    ちなみに私が、
    「いや、この粘土はみんなが使っているのと全く同じだよ。」・・・と言うと、

    「えっ!じゃあ特別なプロ仕様の粘土ベラでも使っているんですか?」・・・と、言ってくる人も・・・。


    当然、・・・・粘土ベラもみんなと同じものを使っていますよ!
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    1. 2011/10/27(木) 21:58:39|
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