FC2ブログ

    彫刻家 松田光司のひとりごと―思いつくまま―

    彫刻の制作をしながら日々思いつくことを書きとめる。

    東京芸大では、・・・。

    虹 撮影 松田光司

    さて、今までも何回か東京芸大彫刻科の授業について書いてきたが、今日はもう少し全般的な事について書いてみたい。('11.8.23'11.9.10参照)


    ・・・と言ってはみたものの、何しろ20数年前の話、・・・正直今の彫刻科の学生がどんな感じなのかは一切知らない。

    まあそんな訳で、単なる昔話として参考程度に読んでもらうと丁度良いかもしれない。


    さて、東京芸大という大学は言うまでもなく、美術と音楽を専門とする大学であるため、一般教養(教科書、ノートなどによる勉強)の授業よりも実技の授業の方に重く比重をおいている訳である。

    したがって大学での日常はどうであったかと言えば、午前中は実技の授業(必修)を受け、午後は一般教養の授業(必修のものと任意のもの)を受けるといった感じであったのだ。

    しかし、午後も一般教養の授業がない時間があれば、アトリエで実技の続きをやったりしていたのである。


    ちなみにこんな状況が続くのもせいぜい大学2年生くらいまで。 
    ・・・何故かと言えば、一般教養の単位は1~2年生の内にほぼ取り終えてしまうからなのである。

    私の場合は、教職課程も履修していたので、2年生までかかってしまったが、教職課程がなければ1年生の内に一般教養の単位を取ってしまう事も可能だったのだ。


    そんな訳で、一般教養の単位をほぼ取り終えてしまった3年生ではどうなるのかと言えば、・・・。


    実は1日中、実技(作品制作)をおこなうのである。

    つまり、「 大学に行く事 = アトリエで作品制作をする事 」・・・となる訳である。

    1日の制作内容は、午前中に裸婦モデルの制作、午後は自分が選択したコースでの自由制作(私は石彫)。

    先生方も毎日指導される訳ではなく、決まった曜日に学生の指導をされるのである。


    また、「 実技の単位を取るという事 = 作品を制作して提出するという事 」であったため、学生の中には学校へは顔を出さず、自分の家(アトリエ?)で作品を制作してしまうようなツワモノもいたりしたのだ。

    特に、4年生や大学院生くらいになると、各自が本当に自由に活動しており、アート(美術、音楽)を通し実社会と関わっているような学生はいっぱいいたのだ。

    先生方は先生方で色々と考えておられたと思うのだが、学生の立場から見ていると、自由に動き回るその学生の動向さえ分かっていればそれでOKみたいなところがあったようにも思う。

    私も大学院の頃から、彫刻科教授や外部の彫刻家のアシスタントをやったりして、それが随分と社会に出る上において役立ったりしたものである。

    いずれにせよ思うのが、確かに1~2年生の頃は基礎的な事ばかり叩き込まれて自由がないようにも思えるのだが、その後は本当に自由に好きなようにやらせてもらえたなぁという印象が残っているのだ。

    まあしかし、これは私の主観的な思いなので、100人卒業生がいたら100通りの大学に対する思いというものが出て来るのであろう。


    大学の事はまだまだ色々とあるので、またそのうち書いてみたいと思う。お楽しみに。
    スポンサーサイト



    1. 2011/10/25(火) 21:39:13|
    2. 日常
    3. | トラックバック:0
    4. | コメント:0
    <<どう見られているか気になる? | ホーム | 褒めると、・・・。>>

    コメント

    コメントの投稿


    管理者にだけ表示を許可する

    トラックバック

    トラックバック URL
    http://mitsuji415.blog28.fc2.com/tb.php/537-08c35d40
    この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)