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    彫刻家 松田光司のひとりごと―思いつくまま―

    彫刻の制作をしながら日々思いつくことを書きとめる。

    略歴。

    名古屋で見た空 撮影 松田光司

    作家活動をしていると、作品ファイル(ポートフォリオ)とともに作家略歴も当然まとめておく事が必要となってくる訳である。


    やはり、初対面の人、もしくは彫刻に詳しくない人たちにとって、「作家略歴」というのは、ひとつの重要な判断要素となるのだ。

    そんなものは作品を見せれば分かってもらえるのではないか?・・・というのはあくまでやっている側の意見であって、残念ながらすべての人に当てはまる事ではないのだ。

    実際、彫刻家をやっている私に対する人々の最初の反応は様々で、どの窓口、どの接点から私や私の作品に興味を持つのか、・・・という事はそれこそ100人いたら100通りな訳である。

    例えば、「具象彫刻」というだけで、先入観を持ってしまい無関心だったような人が、実際個展で私の作品を見てからものすごくファンになったり、・・・という事もある訳である。

    また、その逆で極端な事を言えば、個展で実際に彫刻を見てもたいして興味を示さなかったような人が、私の作品ファイル(ポートフォリオ)に書いてある略歴を見た瞬間に、急に興味を示し出す人もいたりするのだ。


    前にも書いたが、作家略歴など興味のない人には全くどうでもいい事なのだが、かといって略歴を書こうとする時、それに興味を持たない人に照準を合わせて書いてしまっては全く意味のない事になってしまうのである。

    そこを見ない人は最初から見ない訳で、やはり照準は見たい人に合わせ、見たい人のために詳しく書いておくというのが基本なのであろうと思う。

    要するにこれは、どの入り口からでも自分の世界に入って来てもらえるように、準備しておくという意味合いもある訳である。

    何だか自分がやってきた事を書き出すなんて、ちょっと照れくさいし、俗っぽい事みたいに思う人もいるかもしれないが、こういった観点から考えれば「略歴」をまとめておくというのも重要な事であるのだ。
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    1. 2011/10/02(日) 21:29:26|
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