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    彫刻家 松田光司のひとりごと―思いつくまま―

    彫刻の制作をしながら日々思いつくことを書きとめる。

    うちの子に才能はありますか?

    注ぎ込む流れ 撮影 松田光司

    私は常勤の講師ではないため、学生の親御さんとは、ほとんどお話をする機会はないのだが、・・・。


    ある美術系予備校の常勤講師の人と話していると、こんな事を言っていた


    「いやー学生の親と面談すると、よく聞かれちゃうんだよね、『うちの子に美術の才能はありますか?』って。」


    確かに親としては一番知りたい部分であろう。

    もし、早い段階で我が子に美術の才能がないと分かれば、とっとと進路を変える事が出来る訳だし、深い傷も負わずに済む訳である。


    ・・・しかし、

    その時点で親の期待するような答えは出て来ないのだ。

    その講師いわく、「正直、才能があるかないかは、やってみなければ分かりません。ただ一つだけ言えるのは可能性はゼロではない、・・・という事です。」・・・といったような返答をするそうである。


    もし、自分が同じ質問をされたとしても、多分似たような答えを言ってしまうのだろうなと思う。

    ・・・というのは、以前にも書いた事だが、今の時代、「美術の才能」という概念があまりにも多岐にわたり広がり過ぎて、何を持って美術の才能があると言っていいものやら、・・・といった状態なのである。

    工房で彫刻や絵を受注していたような昔ならば、平面や立体を造形していく技能とセンスを持ち合わせていればそれで良かったのだが、今はそれだけがすべてではないのだ。


    まあ、私としては、ただ分かりませんというのも何なので、この講師の答えにもう一つ付け加えておきたい。

    「その子本人が、どのくらい強い意志と熱量を持ってこの美術の世界で生きてみたいと思っているのか、・・・強く思い続けられる事も才能の内の一つですよ。」・・・と。
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    1. 2011/09/15(木) 21:40:44|
    2. 芸術
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    4. | コメント:2
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    コメント

    才能

    何事も続けることができる才能ですね。
    1. 2011/09/17(土) 01:58:02 |
    2. URL |
    3. 今中隆介 #-
    4. [ 編集 ]

    Re: 才能

    まったくそうですね。
    どんなに才能があってもやめたらそこで終わりですからね。

    あと、あきらめず続ける事で才能が開花する事もありますしね。

    結局、自分自身を信じる事なのでしょう。

    1. 2011/09/17(土) 13:15:01 |
    2. URL |
    3. 具象彫刻家 #-
    4. [ 編集 ]

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