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    彫刻家 松田光司のひとりごと―思いつくまま―

    彫刻の制作をしながら日々思いつくことを書きとめる。

    名刺。

    松の木 撮影 松田光司

    学生時代は全く必要のないものであったが、社会に出て早急に用意しなければと思ったのが自分の名刺。


    しばらくは、相手方から名刺を受け取るばかりで、・・・顰蹙を買いつつも、まだ若いから許されていたという部分もあったのだ。

    それだけに、やっと自分の名刺を作った時にはうれしくて、早く誰かに渡したいと思ったものである。

    しかし、若い時というのは、仕事も少なく、名刺の交換をする機会も圧倒的に少なかった訳である。

    すると、誰かから名刺をもらった場合、その数も少ないため、いつどこでどんな状況でどういう人からもらった名刺であったのかという事を、一人一人はっきりと鮮明に記憶する事が出来た訳である。

    そんな感じであったので、しばらくの間、名刺は整理すべきものであるという発想もまったくなく、適当に机の引き出しに入れておく程度であったのだ。


    ・・・しかしやがて、それでは済まされなくなる時がやってくる。

    当然の事として年数の経過とともに、名刺の枚数も膨大な量になっていったのである。

    ・・・本当に名刺をもらった方には申し訳ないと思いつつ、いつどこでどんな状況で会ったのか、そしてどんな人だったのか?・・・全く記憶にない名刺が次々と出てきてしまったのである。(結構自分としてはショックな事であった。)


    これではさすがにまずいと思い、対策を立てる事に・・・。


    名刺交換した日は、自宅に帰るとすぐ、メモを書いておくようにしたのである。

    そのメモも、カレンダーや手帳に書いてしまうと、結局名刺とバラバラになってしまうので、名刺の裏に直接書くようにしたのである。

    ・・・日付、出会った場所やその状況、また、たまに相手の特徴を書く事も・・・。


    これを名刺ファイルに入れていくのだが、あえて五十音順にはしない。

    完全に出会った順番(日付順)に名刺ファイルに入れて行くのである。

    そうした方が、例えば「個展期間中などに名刺交換した人達」というような一つのまとまりになって、あとから分かりやすく見返す事が出来るのである。

    また、おおよそ年代ごとの名刺ファイルが出来あがる事になり、結構便利に利用する事が出来るのだ。

    たまに、昔の名刺ファイルを引っ張り出して来て、住所とか調べたりする事があるのだが、『あれ、この人こんな前から付き合っていたんだ。』とか、『ああ、この人と知り合ったのは、この展覧会の時だったんだ。』とか、・・・実はそこに、人との出会いの歴史が凝縮されていたりするのだ。


    はてさて、今後、あと何冊この名刺ファイルは出来上がっていくのであろうか?・・・これからどんな新しい出会いがあるのであろうか?・・・本当に楽しみである。
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    1. 2011/09/07(水) 22:29:11|
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