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    彫刻家 松田光司のひとりごと―思いつくまま―

    彫刻の制作をしながら日々思いつくことを書きとめる。

    手下や部下になった訳ではない。

    厳美渓に流れ込む水 撮影 松田光司

    今日は上に立つ人の思い込みや勘違いについて。


    とある知人から聞いた話である。

    もう10年以上前の事になるのだが、その知人が少し関わった団体から数名、選挙に出る事になったらしいのだ。

    その知人は、特にその団体から恩恵を受けた訳でもなく、何の思い入れもなかったのだが、どうしても選挙ポスターを貼らせてもらいたいと頼みこまれ、それを承諾してしまったのである。

    知人からすれば、頭まで下げられ、何だか必死な様子だったのでかわいそうになり、仕方なく家のフェンスにポスターを貼らせてあげただけだったのだが、その後思わぬ展開に・・・。


    当然、そのポスターはその団体が管理すると言われており、知人は一切ノータッチのはずであったのだが、・・・ある日突然、鉢巻をした人が家に怒鳴り込んで来たというのだ。

    「何で選挙期間中になったのに、ポスター貼ってるんですか!違法ですよ!分かってるんですか!」などと一方的にさんざんまくし立てた後、その鉢巻の人は選挙カーに乗り込み、去っていったのである。

    言うまでもなく、怒鳴り込んできたのは、選挙活動をするその団体の人間。

    あまりの剣幕に押され、言い返す間もなく去っていってしまったという事なのだが、当然、その高飛車で理不尽な態度に、後から怒りが沸々と湧いてきたそうである。

    しかし、その知人は自分が違法で捕まっても困ると思い、仕方なく自分でポスターを外したというのだ。


    そしてさらにその後の事、・・・選挙も終わると、そのポスターの本人(立候補者)から電話があり、選挙が終了したのでポスターを回収したいとの旨が伝えられたのだ。

    玄関の外の分かりやすい所に置いてしばらくすると、ガサゴソと外に人の気配。

    玄関のドアを開け外を見ると、丁度その本人が車に乗り、去っていく直前だったというのだ。

    当然、あいさつくらいあるものと思っていた知人だが、その人は目が合ったにもかかわらず、無視して逃げ去るように車を出してしまったらしいのだ。


    言うでもなく、このポスターの人は落選したらしいのだが、・・・この話を聞いて私は、本当に心の底から、『当然だろう、そんな人が当選してたまるか!』と思ってしまったものである。


    ポスターを貼ってもらえたからといって、その人が手下や部下、信奉者になったんだと勝手に思い込んでしまう事も信じられないし、何より、協力してくれた事に対する感謝が一切ない事に驚かされる。


    これは、たまたま選挙における話だが、こんな事は別な場面でもいくらでもあるのではないか。

    上に立つ人達は、心しておくべきである、・・・周りによってくる人たちのほとんどは、たいてい単なる協力者であるのだ。
    手下や信奉者のような存在である事の方が稀なのである。
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    1. 2011/08/21(日) 15:35:17|
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