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    彫刻家 松田光司のひとりごと―思いつくまま―

    彫刻の制作をしながら日々思いつくことを書きとめる。

    世界文化遺産、平泉・・・だけではない。

    厳美渓にて 撮影 松田光司

    実は、妻の実家から車で15分ほどのところに平泉(中尊寺)があり、毎年という訳でもないが、よくこの場所には足を運んでいた。


    言うまでもなく、平泉とは今年、世界文化遺産に登録された場所である。

    私が初めてそこを訪れたのは、今から約20年前、まだ健在だった義父に連れられての観光であった。

    それこそ、平泉に限らず、厳美渓、猊鼻渓、毛越寺、達谷の窟(たっこくのいわや)、等々、本当に見応えのある場所を見て回ったのである。

    そこには100年200年といった歴史の単位ではなく、1000年2000年、あるいは何万年といった歴史の積み重ねが、圧倒的なる存在感を放ち、今もその姿を威風堂々、我々に見せてくれているのである。

    人がつくったもの、そして自然界がつくったもの、・・・どちらも見るものを圧倒するパワーに溢れているのだ。

    どの場所も、その素晴らしさにより飽きが来る事がなく、この20年、幾度となく訪れているお気に入りの場所なのである。


    当然、そんな愛着のある場所の内の一つである平泉が、世界遺産に登録された事は本当にうれしい限りであるのだが、・・・そこは登録される遥か前から、素晴らしい場所であった事に変わりはないのだ。

    つまり、この場所は何世紀もの間、この地に住む人々に愛され、あらゆる手段のもと手厚く保護され存在し続けたのである。

    当然、それは世界遺産という概念など全くない遥か以前から途切れることなく続けられている訳である。

    他の場所も、全く同じである。

    何百年、何千年、何万年と時を越えてこの素晴らしい光景に出会えるのは、たまたまである訳がないのだ。

    どれだけ多くの人々が、この景観、この建立物を守る事に尽力し、また携わってきた事であろうか、・・・その潜り抜けてきた歴史の重みを考えると、本当に頭が下がる思いである。


    今回は、平泉、毛越寺、厳美渓と回ったのだが、世界文化遺産登録の影響で、どの場所も今まで見た事ないほど多くの観光客であふれかえっていた。

    他の世界文化遺産同様、やがてはこの喧噪も落ち着いてしまうのであろうが、この賑わいによって少しでもこの場所が後世に残されていくための活力源となってくれれば、幸いであると考えるものである。
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    1. 2011/08/16(火) 19:12:31|
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