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    彫刻家 松田光司のひとりごと―思いつくまま―

    彫刻の制作をしながら日々思いつくことを書きとめる。

    今日も石膏取り。

    石膏の型(部分) 撮影 松田光司

    彫塑制作をメインとしていると、多い時で月に3~4回、少ない時でも月1回くらいは石膏取りの作業が入る。
    ・・・という訳で、今日も石膏取り。


    石膏取りをやった事のある人ならば分かると思うが、石膏取りの作業は、無茶苦茶せかされる時間がある半面、中途半端に待たなければいけない時間もあるのだ。


    まず、「せかされる」という事について・・・。


    石膏というのは、水と石膏の粉を混ぜ合わせると、ゆっくりと硬化が始まるのだが、それが固まりきる前に手早く作業を済まさなければいけないのである。

    完全に硬化するまでは約30分ほどかかるのだが、丁度いい感じに作業が出来る時間は、その内の10分弱くらいなのである。

    もし、その10分ほどの間に使いきれなかった石膏は、ボール(容器)の中で固まって終わりで、基本的には捨てるしかなくなるのだ。

    要するに自分の能力に見合った石膏の量を溶かなければ、大量に石膏を無駄にしてしまうという事態も起こってしまうのである。

    他にも、石膏が硬化する前に次の石膏をつけなければいけない作業もあったりするし、型のフタ閉め作業などもゆっくりやっていてはフタがくっつかないという事態も起こってしまうのだ。



    さて、こんなに忙しそうな石膏取りなのだが、・・・では、「待たされる」という事について・・・。


    それは、型の内側に塗った石鹸水を乾かすための時間、・・・10分~20分くらいであろうか?

    これがまた実に中途半端な時間で、とっとと次の作業をやりたいところだが、丁度良い乾き具合になった後、作業を始めないと、今度は割り出し作業の方に影響が出てしまうのである。

    ・・・で、ついつい、手持ち無沙汰になって石膏取り以外の作業を始めたりすると、・・・「あっ!石鹸水、乾きすぎちゃった!」・・・なんて事はよくある事なのだ。


    ちなみに、石膏が使いやすい状態になるまでの時間(10分~15分)も、実は中途半端な待ち時間なのだが、それは解決済み。

    三つのボール(容器)に時間差で石膏を溶くという事により、無駄な時間を無くす事に成功したのである。

    と言いつつ、待ち時間を無くしたという事は、逆にものすごく忙しくなるという事を意味し、一つ使い終わればすぐにそのボール(容器)を洗って新しく石膏を溶き、溶いておいた次の石膏をすぐに使う、・・・という作業の繰返しを三つのボール(容器)を上手く利用し、延々と続ける訳である。

    慣れない人が真似すると、ボール(容器)に溶いておいた石膏まるまる一つすべて固まらせてしまう、・・・という事にもなってしまうのだ。


    まあこんな感じで、石膏取りの作業というのも、結構頭を使い、なおかつ気合いを入れてやらないと、上手くいかなかったりするものなのである。

    ・・・さて、今日の作業はここまでという事にして、・・・明日は楽しい割り出しの作業だ!
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    1. 2011/08/08(月) 22:00:55|
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