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    彫刻家 松田光司のひとりごと―思いつくまま―

    彫刻の制作をしながら日々思いつくことを書きとめる。

    片足だけ突っ込んだ感じ。

    天性ー<彫> (部分) 松田光司作「 天性ー<彫> 」 (部分)

    普通の高校生だった私が、美術方面に進んでいった経緯は、何度かこのブログでもふれているが、・・・。


    今日はその気持ちの変化について。

    高3の時、やる気が出ず、さんざん悩み、一浪する事になってようやくやる気を出した、・・・というような事を以前書いたが、その時の「やる気」というのは、「美大受験に対してのやる気」なのである。

    はっきり言って、浪人時代の思いは、

    「美大受験は彫刻科と決めたから、彫刻科に合格するためにがんばるぞー!」・・・という思いであって、決して
    「彫刻科を受けるんだから、何としても彫刻家として生きて行くぞー!」・・・という思いではなかったのだ。


    要するに、この時点では、「彫刻家の道」に片足だけ突っ込んだイメージで、まだ足をヒョイっと抜けば、抜け出せる・・・という思いだったのだ。


    では、「彫刻家として生きて行くぞー!」と思ったのはいつ?


    普通、考えると東京芸大の彫刻科に受かった時?・・・と思われそうだが、そうではない。

    受かる事だけに必死で、それが唯一の目的になっていたため、その先の事など何も考えていなかった、というのが正解なのだ。

    ・・・正直、4年で卒業したら、愛知の実家に戻って、どこかに就職するのかなぁ、・・・という程度の認識しかなかったのである。


    ならば、その覚悟はいつだったのか、・・・と言われても、実は明快に「この時」、という記憶はないのだ。


    きっかけらしいきっかけはないのだが、気持ちの変化をもたらせたのは、やはり大学や寮で過ごした日々の体験の積み重ねによるもの、

    ・・・漠然としているが、これ以外にはないのだ。

    当時の記憶を辿ると、学部4年の時にはすでに、「彫刻家として生きて行くぞー!」と思っていたので、多分、3年生のいつだかに、もうその思いは固まっていたのであろう。


    今現在は、こうして彫刻家の道に、両足どっぷりと浸かっている訳だが、
    ・・・もう深く浸かり過ぎて、さすがにヒョイっと足を抜こうとは思わない、・・・というか抜けないな。
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    1. 2011/07/20(水) 21:26:22|
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