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    彫刻家 松田光司のひとりごと―思いつくまま―

    彫刻の制作をしながら日々思いつくことを書きとめる。

    現場では色々と、・・・。

    日本野球発祥の地モニュメント設置作業 撮影 松田光司「 日本野球発祥の地モニュメント 」の設置作業 ( 2003年11月 )

    以前にも少し、書いたが、彫刻の設置作業の現場では、予想外の出来事が結構起きてしまう。
    '10.8.22参照)


    まあ、とはいえ、ほとんどの場合が私の経験不足で、もう少し考えれば防げたかなぁという話が多い。

    色々と印象に残る話があるのだが、少し書いてみたいと思う。


    ブロンズ作品と言うのはたいてい、石の台座に設置する事が多いのだが、当然、ブロンズと石を固定しなければいけない訳である。

    ブロンズの下面からはステンレスのボルトを出し、そして石の方にはそのボルトが入る穴を開けるのだが、実はこの工程でのトラブルが結構多いのだ。


    ある現場で、石屋さんがハンマードリルを使って穴を開ける事になったのだが、・・・中々、開かない。

    これは、私も石を彫っていたから分かるのだが、石屋さんはものすごく切れの悪いドリルの刃を持ってきてしまっていたのだ。

    『あの太さで、あの深さなら、10~15分で開くはず・・・。』と思っていたのだが、なんと信じられない事に2時間くらいかかってしまったのである。

    まあ、一生懸命やってくれていたので、文句も言えなかったが、ドリルの刃はせめて研いでおくか、もう少し新しいものを、・・・。


    また違う現場での話。

    今度は設置前に指示を出しておいて、石にも穴を開けておいてもらったのだが、・・・なんと穴の直径も大き過ぎるし、しかも深く掘り過ぎていた。

    ブロンズの台座で、穴は隠れるのでそこは問題なかったのだが、穴が大きすぎるために、用意しておいたセメントでは足りなかったのだ。

    普通の穴を開けていてくれれば余裕で足りたのだが、全く足りず、結局あわててホームセンターに駆け込む事に、・・・。


    さて、またさらに違う現場での話。

    前と同じく、事前に石に穴を開けておくように指示を出しておいたので、安心して彫刻を設置しに行くと、・・・なんと穴が開いていない。

    いくつかの業者を挟んでいたため、連絡が伝わっていなかったのだ。

    自宅には立派なハンマードリルを持っているのだが、自宅までは数百キロ、・・・結局、小型のハンマードリルを買うはめに、・・・。


    ・・・このように現場では、その時の自分では予想出来ない出来事ばかりが起こる。

    まあその経験は必ず次に生かせるものなのだが、『今度こそ大丈夫。』と思っていても、何か一つ、二つ必ず起きてしまう。

    しかし、まあ、何だかんだいってどの彫刻も無事、設置出来ている訳で、これらの出来事も今となってはいい思い出。

    まだ他の話も色々とあるのだが、それはまた、次の機会に・・・。
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    1. 2011/06/30(木) 23:16:55|
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