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    彫刻家 松田光司のひとりごと―思いつくまま―

    彫刻の制作をしながら日々思いつくことを書きとめる。

    受身の姿勢?

    浜名湖にて 撮影 松田光司

    さて、「受け身の姿勢」などと、アーチストには無縁のようなこの言葉・・・実は私と大いに関係がある。


    この「受け身の姿勢」という事に関しては、このブログを始めた頃から、書こう書こうとずっと思ってきた事だったのだが、何しろこの言葉から受ける印象が良くない。

    書きたい事をきちんと順序立てて書けば、伝えたい事は伝わるであろうと思ってはいたのだが、一年以上にわたりこのブログで色々な考え方を披露してきた今ならば、より伝わると思い、今書いてみる事にした。


    誤解を恐れずハッキリと言おう、・・・私は彫刻制作の事に関して以外、ほとんど受け身の人生を歩んでいる。


    振り返ってみれば、・・・。

    彫刻作品の初設置も自分からではなく、教授の紹介によるもの
    彫刻家アシスタントの仕事も、人の紹介で「ぜひに」と請われてのもの
    初個展も、作家と作品を通してギャラリーからお願いされてのもの
    美術専門学校の臨時講師の話もやはり自分からではなく友達から頼まれてのもの
    大学の非常勤講師も先輩から頼まれてのもの
    初個展以降の個展やグループ展もギャラリーや知り合いから依頼されてのもの
    彫刻制作の依頼も先方から頼まれてのもの
    彫刻講座や講演会も先方から依頼されてのもの ・・・等々。

    このように、(すべてとは言わないが)基本的に自分からは動いていないのである。

    しかし、これだけ並べた過去の行動に、唯一すべてをつなげる接点がある。

    ・・・それは、・・・「彫刻制作に打ち込み続ける」・・・という本道を一度も踏み外していないという事。

    つまり、この本道なくして、他すべての道は存在しえないのである。


    結局、今まで私がやってきた事というのは、彫刻制作に打ち込む事、そして制作のみにすべての力を注ぎ込む事が出来るための環境作り。
    ・・・この二つの事がメインなのである。

    しかし、面白い事にというか、ありがたい事に、その二つに力を注げば注ぐほど、上記に挙げたような話が舞い込んで来てくれたのである。

    (言うまでもない事だが、頼まれ任されれば、それ以降は受け身ではなく、主体的に動くのは当然の話。)



    しかし、今は時代も厳しいので、自分から積極的に動かなければいけない事も増えてくるとは思うが、やはり私にとって本道は彫刻をつくるという事。

    彫刻をつくる事以外に力を注ぎすぎて、彫刻制作の手を抜いてしまっては全く本末転倒で意味がない。


    ・・・という訳で、私は、彫刻制作の事に関して以外、今の所、ほとんど受け身の人生を歩み続けている・・・という事になるのだ。
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    1. 2011/06/22(水) 11:11:18|
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