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    彫刻家 松田光司のひとりごと―思いつくまま―

    彫刻の制作をしながら日々思いつくことを書きとめる。

    高森台小学校と坂下小学校での講演会。Part1(全2回)

    坂下小での講演会 (写真 坂下小学校提供)坂下小学校での講演会風景  (写真 坂下小学校提供)

    愛知県春日井市にあるこの二つの小学校、・・・私の母校ではないのだが、・・・ここ数日で私にとって、とても思い出深い場所となった。


    この話は、エネルギー量の高いある一人の先生の、熱意ある行動から始まった。


    ある日、私のブログに「ぜひ本校で講演を!」というタイトルとともに、熱いメッセージが書きこまれていたのである。

    最初は私も、地元春日井の事とはいえ、何の面識もないし、「ん?これは本当に確かな話なのかな?」と多少、警戒心があった訳である。

    しかし、こちらも恐る恐るメールを返信したのだが、その後、そのやり取りが続くと、どうも本当の事らしいと分かる。

    そして、そのやり取りの中で、妙に色々と納得する内容が、・・・その先生も実は体育会系の人だったのだ。

    私も普段からこのブログでふれている通り、体育会系の彫刻家である、・・・どうりで感覚が合う訳だ。


    さて、今回その熱のこもったメッセージを送って下さったのは、高森台小学校の吉田勝俊先生。
    実に元気のいいさわやかな先生で、やさしいし、なおかつ迫力もある。

    この吉田先生の行動なくして今回の話はない、・・・のであるが、これに賛同して下さった高森台小学校の日比野校長先生、そして坂下小学校の片田校長先生、さらには坂下小の方でこの話を強力に推し進めて下さった南英雄先生、他、多くの先生方のご協力のもと、今回の両校での講演会開催が決定したのである。


    午前中には坂下小学校で3限目、4限目、そして午後には高森台小学校で5限目、6限目。

    小学生対象のワークショップ(彫刻講座)は何度か開いた事があるのだが、小学生相手にお話だけというのは初めての経験。

    正直、不安はあった。

    前日の打ち合わせでもその話になり、子供の集中力について先生方とも意見を交わしたのであるが、・・・結局は「松田さんにお任せします。」との事。

    私もそれなりに準備は整えてあったのだが、あらためて腹をくくる。

    『よし!明日はがんばるぞ!!』



    さて、いよいよ両校での講演会当日。

    朝、坂下小学校の玄関に入ると、前日は用事でおられなかった南英雄先生がにこやかに迎えて下さった。

    この先生は、一見おとなしそうで、吉田先生とはタイプが違って見えるが、実はかなり強い信念を持つ、熱量の高い先生であると感じた。

    年齢も同じという事が分かると、とたんに妙に親しみを感じるものであった。


    さて、いよいよ坂下小6年生対象の講演会の始まり、・・・人数は約100名ほど。

    心地よい緊張感の走る中、私はしゃべり出した訳である。

    実は、この講演の準備として、原稿も用意してきていたのだが、子供たちのキラキラした目を見た瞬間、『この原稿は必要ないなぁ。』と感じ、子供たちの目を見ながら話す事にしたのである。

    当然自分の事を語る訳なので、まあ暗記していなくても、いくらでも言葉は出てくる訳なのだが、・・・。

    とはいえ、話だけでは飽きてしまうと思い、私の制作した彫刻や、彫刻制作過程が分かる写真数十枚も用意しておいたのである。

    結果見事に、それを取り入れた構成は的中し、子供たちは最後まで、熱心に聞いてくれたのである、・・・『本当にうれしい』と思っていると、さらに予想外のうれしい(照れくさい)出来事が、・・・。

    何と講演会が終わると同時に、子供たちから「サイン下さい!」「サイン下さい!」とサイン攻めにあってしまったのである。

    正直、ビックリ、・・・確かに、個展などでお客さんにサインをした事は何度もあるのだが、これほどの人数は初めて。


    まあ、こんなうれしい悲鳴の中、無事、坂下小での講演を終え、次の場所、高森台小学校へと向かっていった訳である。

    さて、この続きはまた明日のブログで、・・・お楽しみに。
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    1. 2011/06/17(金) 17:16:23|
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    コメント

    ありがとうございました

    帰ってブログを拝見させていただきもうびっくり!!新学習指導要領では、「言語活動」と「キャリア教育」が目玉になっています。私は私なりにこう考えました。中学校や高等学校ではなく小学校でのキャリヤ(職業)教育は「君たちは今から何にもなれるから!でっかい夢を持っていこうね!その夢をみんなで話し合おうよ!そして一人一人自分の夢に自信を持ってみんなに語ってみようよ!そんな自分を夢見つつ楽しんで努力をしていこう!」っていう教育をしたいと思っていました。そこで、子どもたちに夢を語っていただける人で、しかも、何か子どもたちに身近な接点がある人。そんな人を探していました。そんなときにこのブログに出会いました。松田さんのブログで語る一つ一つが、新鮮で、しかも、すごく共感でき、さらに、子どもの時の話など、同じような懐かしさを感じる。私はもう迷わず、突撃メールを書き込みました!松田さんのブログには書いてありませんでしたが、僕は「学校にはお金はありません。でも子どもたちのためにお願いいたします!」っていうようなことを書きました。ダメ元でやったことなんですが、そうしたら、何とお返事が・・・。私がメールを送った5月のはじめから一昨日までそれはそれはワクワクするような日々が続きました。そして当日、言わずもがなです。すてきな時間が、高森台小学校の体育館に流れました。今から紹介するのは、子どもたちの感想のほんの一部です。「私は『失敗なんてない。それは,そうしなければ出会えないのだからラッキーなんです』と松田さんがおっしゃった言葉にすごく勇気づけられました」
    「私が印象に残ったお話は,何でもプラスに考えている!!というお話です。例えば,失敗した時もこれはラッキー,良い経験だ!次はこうしたらいいのかな?など考えて次は成功しています。私はその言葉に感動しました。いつも私は,失敗すると,ひねくれてすぐあきらめてしまいます。でも,これからは,何でもプラスに考えよう!松田さんはその心をくれました」などなど・・・。
    松田さんは,子どもたち一人一人にしっかりと言葉と作品と、そして、それを紡ぎ出す心と身体のすてきな置き土産を高森台小学校に残して下さいました。わたしたち先生は,有名でも、作品を残してもいませんが、これからは私たちが自信を持って子どもたちに夢を語っていきたいと思います。
    松田さんとの個人的なメールのやりとりみたいですが、もしよろしければ、私と高森台小学校五・六年生と、そして坂下小学校六年生の感動の気持ちとして、今の自分の気持ちを知っていただけたらとも思います。後は、公開するかは松田さんがご判断くださいね。企画から講演まで、ワクワクする時間をありがとうございました。
       愛知県春日井市立高森台小学校
                吉田 勝俊
    1. 2011/06/17(金) 20:20:57 |
    2. URL |
    3. 吉田勝俊 #-
    4. [ 編集 ]

    Re: ありがとうございました

    吉田先生へ
    それこそ熱いコメントをありがとうございました。
    このコメントは当然、公開させて頂きます。
    今回の講演会のお話は私にとっても、願ってもない話でした。
    30歳ごろには何とか地元春日井で個展を開催したいなぁと思いつつ、
    忙しい事と、あとは意外と足掛かりになるようなつながりもない事などで、春日井とはしばらく疎遠になっていました。
    そんな中、ここ3~4年で、名古屋での個展とか、地元春日井でのグループ展とか、ようやく活動を出来るようになってきた所だったのです。
    ですから、展覧会以外でも、春日井市と係わる事の出来た今回の小学校での講演会は本当にありがたいものでした。
    吉田先生には本当に心の底から感謝しております。
    これからも色々とお世話になる事と思いますが、どうぞよろしくお願い致します。
                                         彫刻家 松田光司
    1. 2011/06/18(土) 14:57:51 |
    2. URL |
    3. 具象彫刻家 #-
    4. [ 編集 ]

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