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    彫刻家 松田光司のひとりごと―思いつくまま―

    彫刻の制作をしながら日々思いつくことを書きとめる。

    3か月。

    新しく枝を伸ばすイチョウの木 撮影 松田光司

    人とは、飽きっぽく物事を忘れやすい存在である。


    しかし、今回の震災だけは、そうあってはならない。

    あの3か月前の異様な雰囲気と緊張感は、46年、生きてきた中でも別格なものであった。

    だが、どうであろうか、東北から遠く離れたところに住む我々の地域にはもう、異様な雰囲気もなければ何の緊張感も残っていない。

    これでいいのだろうか、と思いつつ、日常は過ぎていく。

    どこの店にも置いてあった、震災に対する義捐金募金箱も、中々目にする事が出来なくなってしまった。

    当然、マスコミ関係での報道も減り、現地の状況も断片的にしか分からなくなっている。

    しかし、間違いなく言えるのは、まだまだ復興はこれからやっと始まるのだ、・・・という事。


    東北の義姉の話を聞いても、すべての事に対し、行政の対応が遅くて困っているらしい。

    中央で揉めている事も、当然関係しているようだが、この状況であるにもかかわらず、融通の利かない役所対応をされて、いやになるというような事を言っていた。

    また、義姉が言うには、やはり最終的に重要なのは「組織」ではなく、「人」だという事らしい。

    要するに、似たような被災状況でも、主体的に動く人たちが多いところは着実に問題が解決していくが、動く人が少ないところはやはり、問題は山積みのまま、という事らしいのだ。


    時が経てば経つほど、徐々に日本の問題という意識から、東北の問題、・・・というように思ってしまいがちだが、長く長く向き合っていかなければいけないと改めて思うものである。
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    1. 2011/06/11(土) 20:01:15|
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