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    彫刻家 松田光司のひとりごと―思いつくまま―

    彫刻の制作をしながら日々思いつくことを書きとめる。

    「あんなのは~じゃない。」という言葉。

    6月の陽射し 撮影 松田光司

    「あんなのはアートじゃない。」とか、「あんなのは作家じゃない」・・・という言葉は、この世界にいるとよく聞く言葉である。


    とりあえず、素人の作り手の事を言っても仕方ないので、ここではプロとして活動している作家の事について語ってみたい。


    まず最初に、ハッキリ言わしてもらうが、「あんなのはアートじゃない」とか「あんなのは作家じゃない。」と言ってのけるのは、それぞれの作家の主観でしかない。

    そう考える作家にとっては、そのように見えるだけ、・・・という話にすぎないのである。


    確かに、自分と作風(というよりも価値観)がまったく違う作品や、作家を見た時、違和感を覚えるという事はあると思う。

    しかし、これは当然の事として、自分が相手に対し、そう思ってしまうという事は、相手も自分に対し、そう思っている確率も高い訳である。

    面と向かって議論しあうのならば、まだ発展的な感じがするが、陰でお互い否定しあうだけなら全く意味がない。


    当然、私も色々な作家の活動や作品をみた時、『何じゃ、こりゃ?』と思う事は、よくある。

    だがしかし、ニーズがあるから、そこに存在している訳なのである。

    それは、要するに私の中では、一生かかっても気づかない(もしくは全く興味の持てない)類いのニーズに気付いた作家達なのである。

    そういった作家や作品というのは、私が『何じゃ、こりゃ?』と思おうが思うまいが関係なく、そこに存在意義があればいつまでも残っていくし、そうでなければ、自然と消え去っていくだけの事なのである。


    他人事のようにこうして書いているが、当然、自分も『あんなのは~じゃない。』と思われる事もあるのであろう。

    しかし、私からすれば、そんな他人の判断や他人の主観など全くどうでもいいし、それで、私のやり方や、やりたい事が変わるような事はない。

    言うまでもないが、他の作家がどう思いどう考えているかより、自分がどう思いどう考えているかの方が、重要であるのだ。
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    1. 2011/06/10(金) 20:57:27|
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