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    彫刻家 松田光司のひとりごと―思いつくまま―

    彫刻の制作をしながら日々思いつくことを書きとめる。

    自己防衛本能?

    雨にぬれるイチョウの葉 撮影 松田光司

    この街路樹、イチョウの写真を見て頂きたい。


    まあ、パッと見、雨に濡れている普通のイチョウの葉といったところだが、例年と明らかに違う点がある。

    それは、一つの枝に対する葉っぱの枚数と、一枚の葉っぱの大きさ。

    あまりにも枚数が多く、葉っぱも明らかに大きい、・・・そのため、その重さに耐えきれず、枝が垂れ下がっているのだ。

    3日前も実はその写真なのだが、全体に垂れ下がっている枝が多く、いつも見慣れた感じからすると、一見、違う木のように見えなくもない。


    さて、こうなってしまった理由は明白、・・・去年の冬ごろの枝の剪定によるもの。

    街路樹として植えられた木の運命とでも言うべきか、冬ごろその剪定の作業を見かけた時には、随分と思い切って切ってしまうものだなぁと思っていた訳である。

    当然だが、一つの木として、枝が減るという事は、そのままだと葉っぱの枚数も減ってしまう事になるのである。

    結果、上の写真のように、一つの枝あたりの葉っぱも枚数も増やし、葉の大きさも大きくするという、自己防衛本能が働いたのではないかと思われる。

    ちなみにその後、よく観察していると、太い幹の途中からとか、枝の切断面からとか、新しい緑色の細い枝がどんどん出始めていた。

    木も生き残るために必死で努力しているように見える。


    交通の妨げにならないようにと、人間の自己都合だけで剪定されてしまう街路樹。

    山でのびのびと育った方が良かったのか、街中で刺激を与えられ続けているのが良かったのか、・・・まあ、木に選択権はないのだが。
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    1. 2011/06/08(水) 10:16:57|
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