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    彫刻家 松田光司のひとりごと―思いつくまま―

    彫刻の制作をしながら日々思いつくことを書きとめる。

    聞き飽きた言葉。

    早い梅雨入り 撮影 松田光司

    この世界で活動していると、『またいつもと同じように、誰もが口にしている事を、まるで新しく素晴らしい事であるかのように話しているなぁ。』・・・と、思う事がしょっちゅうある。


    「過去の亡霊のような価値観にとらわれていてはいけない。」「今までどおりやっていてはつまらない。」「きれいなだけじゃダメ。」、「偶然性を取り入れないと面白くない。」「壊していくことが創造なんだ。」「上手く描いてはいけないんだ。」「おとなしくおさまっているようなものはアートじゃない。」「否定しないと次も生まれてこない。」「型どおりのものなど作りたくない。」「人と違う事をやらないと駄目。」「常に変革者であれ。」

    まあ、いつものごとく書き出したらいくらでも出てくる訳だが、・・・何だかどれももっともらしく聞こえる。

    しかし、たまにこの言葉を聞くだけのアートの世界に無関係な人からすれば、新鮮でかっこよく聞こえるかもしれないが、・・・ハッキリ言ってこんな言葉はもう聞き飽きた。

    こんな使い古された言葉は、誰でも言っているし、またこの言葉のような行動は、誰でもとうの昔にやっている。

    決して新しい訳でもないし、また、アートにおける至上の価値でもない、・・・単なる個々人の考え方の一つに過ぎないのだ。

    しかし、何だかみんなが同じように口をそろえて言う事により、それがアートにとって最高の事、・・・みたいな錯覚に陥ったりするのである。


    私から言わせれば、「そうしたいならば、そうすれば?」と言うだけの話で、それ以上でもそれ以下でもない。

    では、おまえはどうなんだと言われれば、・・・
    自分は自分がつくりたいものをつくりたいようにつくるだけ、・・・それ以上でもそれ以下でもない。
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    1. 2011/05/29(日) 18:19:27|
    2. 芸術
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    4. | コメント:0
    <<同じように芸術と言われるものなのだが、・・・。 | ホーム | 意図するところ。>>

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