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    彫刻家 松田光司のひとりごと―思いつくまま―

    彫刻の制作をしながら日々思いつくことを書きとめる。

    あまり見かけない彫刻講座。

    都美館彫刻講座2005年 撮影 松田光司東京都美術館での彫刻講座の様子(2005年)

    一般の人を対象に何度となく彫刻の講座を開催した事があるのだが、・・・世間を見渡すと、他の色々な講座と比べて圧倒的に少ないようである。


    確かに、今まで私が講師を依頼された彫刻講座の事を考えても、決して多いとは言えない。

    彫刻講座の母体となったのは、教育委員会、NPO法人、大学、新聞社、美術館、役所関連団体、等々であるのだが、ほとんどの組織が、彫刻講座だけは開催した事がないという場合が多かったのである。

    理由は明白である。

    ・・・ニーズが少ない、場所の選定が大変、部屋が汚れる可能性がある、時間がかかり過ぎて日程が合わない、道具をそろえるのが大変、・・・等々、色々な理由が出てくるわけだが、何だかんだ言って一番の理由は、最初に挙げた「ニーズが少ない」という事に尽きるのではないか。

    しかし、確かに彫刻制作を体験してみたいという人は少ないのかもしれないが、逆にやってみたくてしょうがない人からすると、・・・『やっと見つけたんですよ、この講座!ずーっと探していたんですよ!』・・・と言って講座にやって来たりするのだ。


    ちなみに「ニーズが少ない」というのは、私個人でも何とも出来るものではないが、それ以外に関して少し説明をしておきたい。

    まず、場所についてだが、今まで経験したところは、彫刻を設置した公園(完全に屋外)、大学アトリエ、廃校になった小学校の教室、美術館の使用していない展示室、美術館の会議室、美術館のワークショップ専用部屋、役所の文化会館アトリエ、等々である。
    はっきり言えば、そこそこの広さと水道さえあれば、どこでも大丈夫なのである。

    ・・・で、部屋が汚れるかと言えば、やはり対策は必要になる。
    たいていの場合、床にブルーシートを敷き、机には養生シートをはるか、新聞紙を敷く。
    決して取れないような汚れが付く事もないし、部屋を傷つけるような事もない。

    次に日程、時間だが、これは半日講座、1日講座、3~6日間講座など、その場所や状況に合わせて色々なパターンで開催している。

    最後、道具に関して。
    これは開催する講座の内容にもよるが、基本的に受講者に用意してもらうのは作業着だけという場合が多い。
    必要なものは母体となる団体に資金を出してもらい、こちらの方でそろえておくのである。
    これも、極端に高い道具や高い材料を使う事もない。


    せっかくなので、今まで開催した彫刻講座の内容も書いておくと、・・・。
    ・紙粘土と針金を使い自由制作。
    ・粘土で首像を作り石膏取りをして石膏に。
    ・展覧会の内容を参考に粘土でレリーフをつくり石膏取りをして石膏に。
    ・紙粘土と針金を使い、展覧会の内容に即した作品制作。

    大体こんなところであるが、どの講座も10~20人くらいの人数であったように記憶している。


    残念ながら、これから先、特に彫刻講座開催の予定はありませんが、もし、開催する時には必ずお知らせしたいと思っています。
    その時には、ぜひ一度受講してみて下さい。
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    1. 2011/05/23(月) 19:50:57|
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