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    彫刻家 松田光司のひとりごと―思いつくまま―

    彫刻の制作をしながら日々思いつくことを書きとめる。

    髭を生やすようになった訳。

    5月の雨 撮影 松田光司

    プロフィールの写真を見て分かるとおり、私は髭を生やしている。


    髭なんか生やしていると、いかにも私は普通のサラリーマンではありません、・・・という事でも主張しているように見えてしまうが、実際の意図するところはどうなのかと言えば、  ・・・・実は、まさにそれ。


    きっかけは、20年近く前、とあるギャラリーでの一言。

    ・・・「これ、本当に君がつくったの?」


    私も昔は今より全然細く、どこにでもいる(軽い感じの)兄ちゃんという雰囲気の風貌であった。

    そんな風貌であったのだが、つくる作品はアカデミックで重厚感あふれる具象作品。

    私から感じられる雰囲気と作品の雰囲気がまったく合っていないように見えたらしいのだ。

    上記の一言はギャラリーのオーナーが私の作品ファイルを見ながら発した一言であったのだ。


    実はこの一度きりと言う訳でもなく、その後、何度となくこれに近い経験をする事になるのである。


    まあ、初めの頃こそ、自分の風貌と作品が釣り合わなく見える事を、自分自身も楽しんでいたのだが、やがて、・・・ずーっとそう言われ続けるのにも飽きてしまったし、また面倒くさくなってしまったのである。


    『いやぁー、じゃあ髭でも生やせば彫刻家っぽく見えるかなぁ?』・・・と、目茶苦茶単純な理由で髭を生やすことを決意したのである。


    最初は髭も薄っすらとチョロチョロとしか生えず、当然、周りからはブーイング、・・・『そんな汚こい髭なんて生やしちゃって、・・・剃れば。』


    まあ、こんな事を言われつつも、何とか髭は伸ばし続けたのである。


    その結果、今では、いかにも彫刻家っぽい風貌となり、作品との違和感も解消したのであった。

    (まあ、この髭面を彫刻家らしいと見るか、怪しげなおっさんと見るかはそれぞれの主観にもよるが、・・・。)
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    1. 2011/05/11(水) 18:11:59|
    2. 日常
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    コメント

    本当に

    そう見えてたかもしれませんよ(^.^)。
    若い時代は作品とのギャップが本人にあるよう見られがちなもんです。
    リーマンてことも有りますが、自分の顔に自信をもって初対面の相手にあうとき、今じゃ信用されないことも減りました。
    要は、自分自身を信じれるかどうかじゃないでしょうか?
    1. 2011/05/11(水) 22:08:42 |
    2. URL |
    3. こうだ #-
    4. [ 編集 ]

    Re: 本当に

    髭を生やせばって、結構、単純な発想でしたが、まあ今ではそれで良かったかなぁと思っています。
    でも当然、年を取ればそれぞれの職業なりの顔って出てくるものですよね。
    私の場合、結局、髭を生やそうが生やすまいが、あやしいおっさんの顔になっていたのかも?
    1. 2011/05/12(木) 19:36:35 |
    2. URL |
    3. 具象彫刻家 #-
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