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    彫刻家 松田光司のひとりごと―思いつくまま―

    彫刻の制作をしながら日々思いつくことを書きとめる。

    カーネーション。

    カーネーション 撮影 松田光司

    私が母に、最後に送ったカーネーションは21年前、・・・しかし母は、そのカーネーションを胸に抱く事はなかった。


    当時、私は千葉に、そして母は愛知に住んでいた。

    毎年という訳でもなかったのだが、気が向いた時は母の日にカーネーションを送ったりしていたのである。

    当然、送る時というのは、1~2週間前にお店に頼んでおく訳である。

    しかし、カーネーションを発注した時には健在だった母が、その母の日を迎えた時には、この世の人ではなくなってしまっていたのである。

    以前にもこのブログでもふれた事だが、突然の交通事故死。

    『カーネーション、ありがとう!』と、母から来るはずであった電話、・・・その日電話をくれたのは実家に帰っていた兄貴からであった。


    『光司、ありがとうな、仏壇に供えておくよ。』


    母の手元には届かなかったカーネーション、しかしきっと天国で受け取ってくれた事であろう。



    今日は母の日、・・・今回の震災で、一体どれほど多くの届く事のないカーネーションが、存在した事であろうか。

    あらためて、亡くなられた方々のご冥福をお祈り致します。
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    1. 2011/05/08(日) 22:30:41|
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