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    彫刻家 松田光司のひとりごと―思いつくまま―

    彫刻の制作をしながら日々思いつくことを書きとめる。

    正確な時間。

    時計 撮影 松田光司

    我が家では昔、時計を常に5分~10分くらい進めた状態にしていた。


    これには色々と理由があるのだが、ひとつあげられる事として、昔の時計は今ほど正確ではなかったという事がある。

    たいていの場合、正確な時間からだんだん遅れていく事の方が多かったのである。

    朝など、遅刻しないようにと、あわただしく準備をしている時に、時計が遅れていては困る訳である。

    で、時計を少し進めておくのだが、これもだんだんエスカレートしていってしまうものなのだ。

    5分から6分、6分から7分と・・・気持ちのゆとりをつくるつもりが、本当には一体何分進んでいて何時なんだかよく分からなくなってしまったのである。

    これではかえって煩わしいと思い、ある時、家族に宣言する。

    「時計の針を正確な正しい時間に合わせよう!」・・・と。

    初めこそ、『そういえば、これは進めておいた時間じゃなかったんだ!やばい!』という事も何度となくあったが、やがてすっかり慣れる訳である。

    これで生活していくうちに、なんだかんだ言って、時計は正しい時刻を示している方が断然いいのだと気付かされる。

    ただ、その後ちょっとでも時間がずれるごとに、時計の針をなおさなければいけないのが面倒であったが、やがてそれも解決する事になる。

    電波時計の登場、・・・この時計のおかげで、我が家では常に正確な時が刻まれるようになったのである。


    『でも、彫刻家って、時間、そんなに関係ないんじゃないの?』・・・という声が聞こえてきそうだが、そこはそうでもないのだ。

    つまり、彫刻家の日常というのは、あまりにも世間とかけ離れた時間の流れのなか生きているため、逆にせめて家にある時計くらいは正確な時を刻んでいてほしい、・・・という思いがあったりするという事なのだ。
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    1. 2011/05/07(土) 20:53:11|
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