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    彫刻家 松田光司のひとりごと―思いつくまま―

    彫刻の制作をしながら日々思いつくことを書きとめる。

    ジャンル分けについて。

    妖精卵 空―覚醒Ⅱ(部分) 松田光司作「 妖精卵 空―覚醒Ⅱ 」(部分)

    私自身の今やっている事を、現在の日本における価値観でジャンル分けするならば「彫刻家」という事になるだろう。


    たまに自分の肩書、つまり呼ばれ方をやたら気にする人もいるが、私は実はそれほどこだわってはいない。
    確かに自分で自分の事を紹介する時は、「彫刻家です。」と名乗るが、それは自分本位ではなく、多分相手に伝わりやすいかなぁ・・・と思っての言葉なのである。

    だから「造形作家」とか、「空間なんたら・・・」とか、いろいろ呼び方はあるであろうが、相手に伝わればそれでいいのである。

    このジャンル分けというのは今の時代の日本という国における分け方なので、時代や場所が変わるだけでガラリと変わってしまうものなのである。

    例えば、運慶、快慶が作った仏像などは厚い信仰心の結晶として形が現れたものである。当然彼らの中に現代の価値観である、アート作品という感覚はなかったであろう。

    しかし現代人である我々がそれを見た時、信仰の対象である仏像であるとともに素晴らしいアートとしての価値を見い出してしまうのである。今の価値観で言うなら間違いなく彼らは芸術家である。しかし当時、そうは呼ばれていない。

    結局、どういう呼ばれ方をしようが、どんな肩書であろうが何を生み出しているかでその人の価値は決まるものだと思う。
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    1. 2010/05/07(金) 09:25:06|
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