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    彫刻家 松田光司のひとりごと―思いつくまま―

    彫刻の制作をしながら日々思いつくことを書きとめる。

    目上の人の言葉。

    ある日の午後 撮影 松田光司

    10代、20代の人たちにとっての、年上の人が発する言葉の影響力について。


    私もこのブログに限らず、大学の講義でも色々と持論を展開している訳だが、こういった文章や言葉というのは、若い人にとって、自分が想像している以上に影響があったりするものだと感じている。

    例えばある学生が、一年生の時に私が語った言葉を、その後ずーっと覚えていてくれて、卒業時にその時の事をうれしそうに克明に話してくれたりする事もあるのだ。

    自分では、そんな大げさで大それた事を言っているつもりもないのだが、その言葉が学生生活の指針、芸術の道を進む指針、人として生きていくための指針、・・・と、なっている事など、全くない話という訳でもないのだ。

    振り返って、自分自身が学生だった頃の事を思い出してみても、間違いなく先生や先輩、年上の方の意見や思想に、まともに影響を受けている事が結構あるのである。

    自分の元々の考えと思って話している事も、よくよく辿ってみれば、実は誰か年上の方の思想の受け売りだった、という事もよくある話なのである。


    さすがに今現在の私は、相手が年上であろうが、年下であろうが、その人から出てくる考えや思想にふれる事で、自分の軸になる部分がぶれてしまうような事もない。
    また、相手が何故、そう考えるのかもすぐ理解出来るし、共感する事も、反論する事も出来る訳である。

    しかし、10代、20代の頃というのは、しっかりしていそうに見えても、経験の少なさゆえであろうか、意外と簡単に目上の人の影響を受けてしまいやすいように感じる。

    そう考えると、面白いと感じる特定の人の話ばかり聞くのも、ある時期必要かもしれないが、やはり若いうちは色々なジャンルの色々な人の言葉を聞くのがベストなのであろうと思う。
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    1. 2011/05/04(水) 22:38:04|
    2. 思想
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