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    彫刻家 松田光司のひとりごと―思いつくまま―

    彫刻の制作をしながら日々思いつくことを書きとめる。

    何で目立つか?

    5月に咲く花 撮影 松田光司

    今日は、学生たちによく話している話。


    私は非常勤講師なので、毎日学生と顔を合わせる訳でもなく、特定の授業の限られた時間だけで学生と接する訳である。
    すると、良くも悪くも、印象に残る学生と印象に残らない学生と出てきてしまうのである。


    さて、ではどういった学生が印象に残るのであろうか?


    多分、小、中、高ならば、勉強、運動、生徒会活動、課外活動など、いくらでも学生が存在感を示す場はある訳である。

    では芸術学部で学ぶ学生にとって、それが何に当たるかと言えば、・・・・私からすると、やはり学生自身のつくる作品がどうなのか、という事以外あり得ないのである。

    授業中うるさくて目立つとか、リーダーシップがあって目立つとか、そんなものはある意味私にとってどうでもいい事なのだ。

    どんなに静かでも、逆にどんなにやんちゃでも、作品に光るものさえあれば、それをつくった学生のキャラにまったく関係なく、強く印象に残るのである。

    極端なことを言えば、何年か経ちその学生の風貌が全く変わって本人と認識出来なくても、『ああ、あの作品の作者か!』という方で覚えているという事はいくらでもある事なのだ。

    このアートの世界で生きていこうと思う時、確かに本人のキャラが際立ち、それがきっかけで売れると言う事もごくまれにあったりするが、・・・最終的に物を言うのはやはり作品なのである。

    人はいつか必ず死ぬものであるが、作品は半永久的に残るのだ。


    『・・・であるならば、自身のキャラクターではなく、作品で目立とう。』

    ・・・と、学生には話している。
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    1. 2011/05/03(火) 14:43:43|
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