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    彫刻家 松田光司のひとりごと―思いつくまま―

    彫刻の制作をしながら日々思いつくことを書きとめる。

    風評被害。

    公園の桜 撮影 松田光司

    風評被害、・・・本当にやっかいなものである。


    この風評被害というのは皮肉な事に、それを打ち消そうとすればするほど、その最悪とされる事態と、その地名、その食材の名前がより強く結びついた印象となって頭の片隅に残ってしまうのである。

    しかも、騒がれている最中というのはどの報道番組を見ても、しつこく洗脳するがごとく何度も同じ事を取り上げ続けてしまう。

    「これは大丈夫だけど、これは駄目」と言われても、その境界線をメモにとってまで記録しておこうとは中々ならず、何となく危険を知らせるニュースで一緒に流されていた情報?・・・という印象だけが漠然と残ってしまう事が多いのだ。

    ニュースを何度か聞いただけで、「どこの地域のどの食べ物が安全で、どこのは危ない」とスラスラと答えられる人が果たして何人いるのだろうか?


    報道ではわざわざ現地からの生中継で「○○市の○○町では野菜が全て基準値を超え、すべて出荷不能となりました。」・・・などと野菜の畑を映しながら緊迫した声で伝えたりしているが、それは本当に必要なことであろうか?

    そこの町の野菜は出荷不能と判定されてしまった瞬間にそれが解除されるまで市場に出回ることはないのである。

    出回りもしない食材に対して、一々生中継までして映像を見せる事の意味、・・・少し考えれば分かる事ではないか、それがどういう印象を与えてしまうものなのか。

    ・・・受け取る側の視聴者が感じる印象というのは、よりいっそうの不安や恐怖の気持ちが植え付けられただけ、・・・という事になってしまうのだ。


    これもまた皮肉な話になるのだが、やがて別な大きなニュースが現れたりすると、風評被害関連のニュースも流されなくなり、・・・・その結果、風評被害もぱったりと治まってしまったりするのである。


    毎回、この同じ繰り返しを見せられうんざりするが、いい加減、伝える側も受け取る側も、もっと学習すべきではないか、・・・と私は思う。
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    1. 2011/04/13(水) 18:57:39|
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